知育ノート

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子どもが挨拶しない、挨拶できない原因は?指導すべき?

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私たちは、「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんは」、「おやすみなさい」など、日常生活の中でたくさん挨拶をしています。

挨拶は、人と人とのコミュニケーションの入り口となるもので、それ自体が他人と良好な関係を築くための大切なコミュニケーションでもあります。

子どもにとっても同じことです。

挨拶することが、近所の人、保育士、保育園のお友達などとお話ししたり遊んだりするきっかけになりますし、毎日お友達と挨拶をすることで仲良しになっていくこともあるでしょう。

一方で、子どもが挨拶しない、挨拶できない場合はどうでしょうか。

保育所や学校などの集団生活に馴染めなかったり、周りの大人から「あの子は挨拶しない性格の悪い子だ。」とレッテルを貼られたりするかもしれませんし、そうしたことによって子ども自身が自尊心や自己肯定感を損なってしまう可能性もあります。

パパママとしても子どもが心配になりますし、時にはイライラして叱りつけてしまうこともあるでしょう。

実際のところ、そうした子どもはたくさんおり、育児相談窓口でも子どもの挨拶に関する相談は後を絶ちません。

どうして挨拶しない、挨拶できないのでしょうか。

また、パパママとしては、挨拶しない、挨拶できない子どもにどう対応すれば良いのでしょうか。

この記事では、幼児期の子どもが挨拶しない、挨拶できない原因と、効果的な指導方法について紹介します。

幼児期の子どもが挨拶しない、挨拶できない原因

子どもが挨拶しない、挨拶できない主な原因は、以下のとおりです。

  • 挨拶のやり方が分からない
  • 挨拶の大切さを理解していない
  • 挨拶することに慣れていない
  • 人見知りしている
  • 新しい環境に戸惑っている
  • 挨拶したい気分ではない
  • 注意が他のことに向いている

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因1:挨拶のやり方が分からない

挨拶は、生まれつき備わっている能力ではなく、パパママをはじめ他人と一緒に生活するうちに少しずつ身につけていくソーシャルスキル(技術)です。

そのため、パパママが挨拶のやり方をキチンと教えてあげないと、子どもはいつまで経っても挨拶のやり方が分からず、挨拶が必要な場面でも挨拶できません。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因2:挨拶の大切さを理解していない

子どもに挨拶を教えていても、パパママがきちんと挨拶をしていないと、子どもは挨拶をするようにはなりません。

子ども心に「パパママもしていないし、しなくても良いんだな。」と思い込み、挨拶を軽く考えるようになってしまうのです。

なお、子どもは、保育所などで集団生活を始めると日常的な挨拶を覚えてくるようになりますが、パパママが挨拶をしないままだと、家庭でも保育所でも挨拶しなくなる傾向があります。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因3:挨拶することに慣れていない

場に即した挨拶ができるようになるには、慣れが必要です。

幼児期の子どもは、大人のように言われたことを一度で覚えたり実行したりすることは難しく、何度も練習することで身につけていきます。

例えば、「朝起きたら「おはよう」って言うんだよ。」と教えても、子どもがすぐ「おはよう」というようになることは、ほぼありません。

毎朝、子どもに「おはよう」と声をかけ、パパママも「おはよう」と声を掛け合ううちに、少しずつ子どもが「おはよう」と言ってくれるようになるものです。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因4:人見知りしている

パパママにはきちんと挨拶できるのに、近所の人や保育士などの他人には挨拶できない場合、人見知りしている可能性があります。

人見知りは、乳児期の赤ちゃんの頃から見られる現象で、1歳前後でなくなる子どもいれば、ずっと幼児期以降も続く子どももいます。

人見知りが原因で挨拶できない場合は、慣れによって少しずつ挨拶できるようになっていきます。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因5:新しい環境に戸惑っている

子どもは、慣れない人だけでなく、慣れない環境にも驚き戸惑い、普段できている行動ができなくなることがあります。

見慣れない場所で見知らぬ人から声を掛けられた場合はもちろん、知っている人であっても、初めて訪れた場所で会うと、戸惑って挨拶できなくなることがあります。

人見知りと同じで、慣れによって挨拶できるようになります。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因6:挨拶したい気分ではない

幼児期の子どもが挨拶しない原因で一番多いのが、「挨拶したい気分ではない。」というものです。

子どもの気分は秋の空以上にコロコロと変わり、それに伴って態度もコロコロ変わります。

「数秒前までご機嫌だったのに、突然、ふてくされて何も言ってくれない。。」、「さっきまで大泣きしていたのに、ケロッとして話しかけてくる。」ということは、幼児期の子どもにはよくあることです。

大人なら、挨拶したくない気分でも、場の雰囲気や相手との関係性を考えて挨拶することができますが、子どもはそうはいきません。

挨拶したくない気分に引きずられて、実際に挨拶をしなくなってしまいます。

子どもが挨拶しない、挨拶できない原因7:注意が他のことに向いている

子どもは、自分の興味関心や欲求に忠実に行動します。

挨拶すべき場面でも、興味関心が他に向いていると、挨拶をしないことがあります。

「挨拶しないとダメでしょう。」と叱りたくなるかもしれませんが、幼児期の子どもは、興味関心に忠実に行動するのが普通で、気になることがあるのにキチンと挨拶をするのはむしろ珍しいことです。

子どもに挨拶するよう指導すべき?

結論から言うと、指導する必要はありません。

ここでいう指導とは、頭ごなしに叱りつける、ネチネチとしつこく言い聞かせるなど、子どもの負担になるような指導のことです。

こうした指導をしても、子どもには「怖かった、」、「嫌な思いをした。」という記憶が残るだけで、指導されたことは頭に入らず、挨拶をするようにはなりません。

人見知りや新奇場面への戸惑いなどによって挨拶できなかった場合、頭ごなしに叱りつけてしまうと、子どもが自信を喪失し、より一層挨拶ができなくなるリスクもあります。

子どもが自発的に挨拶するようになるには

指導すべきではないとはいえ、挨拶しない、挨拶できないまま大きくなるということは、子どもにとって決して望ましいことではありません。

パパママとしては、以下のような関わりにより、子どもが自発的に挨拶できるようにしてあげることが大切になります。

  • パパママが挨拶する様子を見せる
  • 子どもに挨拶する
  • 子どもと一緒に挨拶する
  • 子どもが挨拶しなくても叱らない
  • 子どもが挨拶したら褒める
  • 挨拶を習慣化させる

パパママが挨拶する様子を見せる

 子どもは、周囲の大人やきょうだい、お友達の行動や態度を見聞きして、日常生活における基本的なルールやマナーを学習していくものです。

特に、幼児期前期の子どもは、パパママをお手本にして色々なことを学習するもので、挨拶もその一つです。

そのため、子どもに自発的に挨拶させるには、まずはパパママ同士が挨拶しあい、外で人に会った時に挨拶する様子を見せることが大切です。

子どもに挨拶する

パパママが 子どもに挨拶することも大切です。

朝起きたら「おはよう」、仕事から帰ってきたら「ただいま」、寝る前は「おやすみ」というように、普段から子どもに挨拶することで、子どもは少しずつ「○○という場面では、△△という挨拶をするものなんだ。」ということを学習します。

最初のうちは、パパママが挨拶しても子どもから返事が返ってこないこともありますが、諦めずに根気強く続けましょう。

子どもと一緒に挨拶する

パパママが誰かに挨拶する時は、子どもにも挨拶を促してみましょう。

例えば、スーパーで近所のおばちゃんに会った時、まずパパママが「こんばんは。」と挨拶し、それから子どもにも「○○さんだねえ。何て言おうか。」、「こんばんはって言えるかな。」などと声をかけてみます。

子どもは、パパママから声掛けされることで、「自分も挨拶した方が良いんだな。」と思いますし、挨拶のタイミングも分かるようになっていきます。

ポイントは「挨拶しろ。」、「なぜ黙っているんだ。」などと指導や叱責はせず、やさしく促すことです。

子どもが挨拶しなくても叱らない

子どもが挨拶しない、挨拶できない理由はたくさんあります。

たとえ、子どもが挨拶しなくても、「何か事情があるんだろうな。」と考えて、叱らないようにしましょう。

挨拶しない、挨拶できないことを叱られた子どもは、自信を失い、さらに挨拶できなくなってしまう傾向があります。

子どもが挨拶したら褒める

子どもが挨拶できたら、しっかり褒めてあげましょう。

自発的に挨拶した場合だけでなく、パパママが促した場合でも、挨拶できたことを褒めてあげます。

「頑張ったね。」、「上手にできたね。」など、子どもの頑張りを褒めてあげるのがポイントです。

挨拶を習慣化させる

子どもは、気分によって挨拶をしたりしなかったりすることがあります。

子どもが一通りの挨拶を覚えたら、それを習慣化させるように働きかけましょう。

挨拶を習慣化させるとは、気分や状況に関わらず、挨拶すべき場面では自然に挨拶できるようにすることです。

例えば、子どもが、いつもは挨拶できる場面で挨拶しなかった時に、「あれ、何か忘れてる?」、「何て言うんだっけ?」などと促してみることが考えられます。

幼児期の子どもが、何らかの事情があってあえて挨拶しなかったのに、親に促されたからといって素直に挨拶することは少ないないでしょう。

しかし、親から指摘されることで「挨拶しないといけないんだな。」とは思い、次同じような場面に出くわした時は、挨拶できる可能性があります。

まとめ

 幼児期の子どもにとって、挨拶はなかなかハードルの高いコミュニケーションです。

子どもが挨拶しない、できない原因にはたくさんあるので、パパママとしてはそれを理解し、頭ごなしに叱ることなく、子どもが自然に挨拶できるよう働きかけてあげましょう。