知育ノート

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あいうべ体操とは?効果とやり方は?「効果ない」の意見も多い?

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お子さんは、口で呼吸していませんか?

口呼吸が健康に与える悪影響は以前から指摘されており、鼻呼吸への切り替えが望ましいと言われてきましたが、子どもに実践させるのはなかなか難しいものです。

この記事で紹介する「あいうべ体操」は、口呼吸から鼻呼吸へと切り替えることができる方法として注目されており、子どもにも効果があるとされるものです。

あいうべ体操とは、どのような体操なのでしょうか?

この記事では、あいうべ体操の概要、口呼吸のデメリット、あいうべ体操の効果とやり方について紹介します。

あいうべ体操とは

あいうべ体操とは、口呼吸を鼻呼吸へと切り替えるためのお口の体操です。

あいうえお体操ではなく、「あ、い、う、べ(舌を出す)」体操です。

あいうべ体操は、口呼吸による健康被害を改善するために考案された体操です。

あいうべ体操を続けることで、特殊な器具や治療なしでも口呼吸から鼻呼吸へ切り替わり、口呼吸によって生じていた諸症状を改善できることがあります。

あいうべ体操ができるまで

あいうべ体操は、みらいクリニックの今井一彰医師によって考案された体操です。

今井医師は、リウマチ患者の治療で口呼吸と口臭の関係性(炎症が強いほど口臭も強くなること)に着目し、口呼吸を改善する方法としてあいうべ体操を考案しました。

同医師は、子どもの運動能力を向上のために「ゆびのば体操」も考案したことでも知られています。

参考:あいうべ体操で口呼吸を鼻呼吸に改善|福岡のみらいクリニック

口呼吸のデメリット

鼻呼吸では、吸い込んだ空気が鼻腔などで浄化・加湿され、雑菌等の体内への侵入も防ぐことができます。

一方の口呼吸では、鼻呼吸のように吸い込んだ空気が浄化・加湿されることなく、空気中の雑菌が直に体内へ入り込みます。

その結果、様々な健康被害(デメリット)を引き起こすことがあります。

  • 風邪をひきやすくなる
  • 睡眠の質が低下する
  • 口臭が強くなる
  • 歯並びが悪くなり、顔の輪郭も変わる

口呼吸のデメリット1:風邪をひきやすくなる

鼻には、吸い込んだ空気を浄化・加湿するとともに、雑菌等の体内への侵入を防ぐ仕組みや働きがあります。

一方で、口には鼻のような効果がないため、空気中の細菌やウィルスが体内に侵入して喉まで到達し、風邪をひきやすくなります。

特に、身体の機能が未熟な乳幼児期の子どもの場合、口呼吸によって細菌などの侵入を許し、頻繁に体調を崩してしまいがちです。

口呼吸のデメリット2:睡眠の質が低下する

口呼吸をするには口を開ける必要があります。

口呼吸が癖になると就寝中も口を開けたままになり、舌が喉の方へ下がって喉を圧迫していびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群になったりするリスクがあります。

口呼吸のデメリット3:口臭が強くなる

口呼吸をするために口を開けていると、口の中が乾燥して唾液の分泌が減ります。

唾液の分泌が減ることで口内の雑菌などが増え、口臭が強くなります。

また、慢性扁桃炎、虫歯、歯周病などの病気のリスクが高まり、低体温や口腔粘膜の機能低下につながることもあります。

口呼吸のデメリット4:歯並びが悪くなり、顔の輪郭も変わる

口が開いたままになっていると、前歯が出たり、かみ合わせが悪くなったりすることがあります。

また、下あごに梅干し上のしわができるのも口呼吸の特徴です。

口呼吸が引き起こす子どもの健康被害

口呼吸によって引き起こされる子どもの健康被害には、以下のようなものがあります。

  • アトピー性皮膚炎
  • アトピー性鼻炎
  • 小児気管支喘息
  • 慢性扁桃炎
  • 虫歯
  • 歯肉炎

また、睡眠の質が低下して集中力が低下し、ひいては学力や対人関係にも影響を及ぼすことがあります。

あいうべ体操の効果

あいうべ体操の効果は、口呼吸から鼻呼吸へ自然に切り替えられることであり、鼻呼吸に切り替わることによって、口呼吸による健康被害を改善できることです。

例えば、アトピー性皮膚炎などアレルギー性の病気の改善、小児気管支喘息など呼吸器系の病気の予防と改善などに効果があります。

また、口の中の雑菌の増殖を抑えることにより、虫歯や歯肉炎にもかかりにくくなります。

日本人の子どもの口呼吸の割合は、幼児期の子どもが約20%、学童期の子どもは約50%になっており、年齢が上がるにつれて増加する傾向があります。

そのため、小さいうちからあいうべ体操を実践させて、鼻呼吸をする習慣をつけておくことが大切になります。

あいうべ体操はいつから?

あいうべ体操は、口を「あ、い、う、べー」の順番に動かすだけの簡単な体操です。

パパママがやって見せ、子どもに真似をするよう促せば、幼児期の子どもでも簡単にできるはずです。

ただし、乳児期のうちは、パパママが真似するよう促していることを理解したり、口を上手に動かしたりすることが難しい子供もいるでしょう。

あいうべ体操のやり方

あいうべ体操のやり方は、以下のとおりです。

  1. 「あー」と言いながら口を大きく開ける
  2. 「いー」と言いながら口を横に開く
  3. 「うー」と言いながら口を前に突き出す
  4. 「べー」と言いながら舌を出す
  5. 1.~4.を10セット繰り返す

 

あいうべ体操のやり方1:「あー」と言いながら口を大きく開ける

喉の奥が見えるくらい、大きく口を開けます。

子どもには「あーんして」などと言いながら口を開けて見せると、真似をしてくれます。

あいうべ体操のやり方2:「いー」と言いながら口を横に広げる

前歯がはっきり見えるくらい、口を横に大きく広げます。

子どもには「いーして」などと言いながら、少し大げさなくらい口を横に広げて見せます。

あいうべ体操のやり方3:「うー」と言いながら口を前に突き出す

口を閉めた状態から、唇をグッと前に突き出します。

子どもには「うーして」などと言いながら口を前に突き出して見せましょう。

生後2~3歳以降の子どもには、「タコさんのお口やってみようか」などと言うと喜んでやってくれます。

あいうべ体操のやり方4:「べー」と言いながら舌を出す

舌を口から出して、目いっぱい下に伸ばします。

舌の付け根が引っ張られる感覚を覚えるくらい舌を出すのがポイントです。

子どもには「べーして」と言いながら実演して見せましょう。

あいうべ体操のやり方5:補足

ポイントは、大げさなくらい口を大きく開けたり広げたりすることです。

大人の場合は声を出さずに口だけ動かすことでも構いませんが、子どもの場合は大きな声を出しながらの方が楽しんで取り組めるはずです。

また、大人の場合は一日に30セットくらいやることが推奨されていますが、子どもの場合は30セットやる前に飽きてしまいます。

無理やりさせると体操自体を嫌いになってしまうので、パパママと一緒に楽しみながら10セットくらい繰り返すのが良いでしょう。

たくさん回数をこなすよりも、「子どもが楽しんで取り組み、毎日の習慣にできること」の方が大切です。

「あいうべ体操は効果ない」という意見もある

口呼吸、ひいては口呼吸による健康被害の改善方法として注目されるあいうべ体操ですが、効果がないもしくは少ないという意見もあります。

ただし、あいうべ体操の効果がないという人は、「一週間続けてみたけど効果がなかった。(継続期間が短い)」、「1日1セットずつやっているが効果が出ない。(回数が極端に少ない。)」、「3日おきにやっているが効果がない。(毎日継続していない。)」など、正しいやり方で実践していないことが多くなっています。

個人差はありますが、正しいやり方で実践すれば、時間はかかっても徐々に効果が出てくるでしょう。

まとめ

あいうべ体操は、口呼吸を鼻呼吸へと切り替えるための体操で、子どもでも簡単にできるものです。

子どもがアトピー性皮膚炎にかかっていたり、風邪を繰り返し引いたりすると言ったことで悩んでいる場合は、一度試してみてはどうでしょうか。