赤ちゃんは音楽が大好きです。
低月齢のうちは、オーディオから流れる音楽やオルゴールメリーのメロディを聞いているだけですが、月齢を経るにつれて近くにある物を掴んで床を叩いてみたり、両手に持ったおもちゃを打ち鳴らして、自分で音を出すことを楽しむようになります。
そんな時期におすすめなのが、ベビードラムです。
ベビードラムは、叩くだけで色々な種類の音や音楽を出すことができるので、一度遊ばせると、赤ちゃんの興味関心をわしづかみにして離さなくなります。
この記事では、ベビードラムの概要と遊び方、知育効果について紹介します。
ベビードラムとは
ベビードラムとは、赤ちゃん用の打楽器型知育玩具(おもちゃ)です。
赤ちゃんが大きなボタンを叩くと、打楽器音、動物の鳴き声、クラクションの音、ベルの音などが出ます。
商品によっては、音と一緒にボタンが光ったり、同じ場所を叩いても違う音が出たりするものや、児童音楽のワンフレーズが流れるものもあります。
赤ちゃんは、ボタンを叩くと音が出るのが楽しくて、夢中になって遊びます。
ipadより少し大きいくらい、軽いので持ち運びも簡単です。
ベビードラムの対象年齢
ほとんどの商品は、生後10ヶ月~1歳頃になっています。
ただし、生後10ヶ月以前から興味を示しますし、腰がすわってお座りが安定してくれば安心して遊ばせることができます。
ベビードラムの安全基準
ローヤルの「たたいてベビードラム」など日本の会社の製品にはSTマークが付いています。
海外製のベビードラムを輸入する場合は、各国の安全基準を満たしているかどうか確認する必要があります。
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ベビードラムの遊び方と知育効果
ベビードラムの遊び方や知育効果は、月齢によって変化します。
生後10ヶ月以前
生後10ヶ月以前(ベビードラムの対象年齢以前)の赤ちゃんは、おもちゃ本体に興味を示しますが、どうやって遊ぶのか分からないことが多いものです。
パパママが叩いて音を出してあげると、見よう見まねでボタンを叩くようになりますが、音の切り替えは難しいでしょう。
繰り返し色々な音を聞くことで音が脳にインプットされ、自分で叩くことで音を出すことの楽しさを覚えます。
生後10ヶ月~1歳頃
生後10ヶ月~1歳頃の赤ちゃんは、自発的にベビードラムを叩き、楽しい音が出ると夢中になって遊び続けます。
繰り返し遊ぶうちに、音を切り替えるボタンや曲を流すボタンにも気づき、自分で操作できるようになる赤ちゃんもいます。
手や腕の動かし方や力加減、音の聞き分けやリズム感の基礎を身につけていきます。
生後1歳以降
生後1歳を過ぎると、遊びたい時に自分でベビードラムのところまで行き、電源を入れて遊びます。
音や音楽を聴き分けられるようになり、好みの音が出るボタンばかり叩いたり、好みの音楽は最後まで流し、そうでない音楽は早めに切り替えたりするようになります。
生後2~3歳以降は、音楽に合わせて音を出すことも覚えます。
まとめ
ベビードラムについて紹介しました。
打楽器型のおもちゃ(知育玩具)は、遊びながら「音を出す」ことの楽しさや、手や腕の動かし方や力加減を覚えるのに役立ちます。
音の聞き分けやリズム感も身につけることができるので、ピアノなど音楽に関する能力を伸ばしたいと考えている場合はおすすめです。
音の出るおもちゃ(知育玩具)には、ベビードラム以外にも、赤ちゃん用のラッパのおもちゃ、ピアノ、タンバリン、ラトル、カスタネット、木琴などたくさんの種類があります。
その中で、叩くだけで音が出るというシンプルさと、乳児期から遊ぶことができること、廉価であることがベビードラムのメリットと言えるでしょう。