知育ノート

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バンドワゴン効果とは?意味と実験、具体例は?逆はアンダードッグ効果?

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 まったく興味のなかった映画について、友人から「あの映画、すごく面白かった」と言われたら、気になりだしませんか?

クラスや職場で流行っているものがあったら、自分も欲しくなることはありませんか?

こうした、周囲の人に自分の判断や選択が影響を受けることを、バンドワゴン効果と言います。

この記事では、バンドワゴン効果の意味や概要、実験、具体例、バンドワゴン効果の反対(逆)について紹介します。

バンドワゴン効果とは

バンドワゴン効果とは、ある物事や選択が大勢の人に受け入れられている、流行っているという情報が広まることで、それらがより一層支持されるという効果です。

「集団の判断や選択の方が個人の判断や選択よりも正しい」という考え、簡単に言い換えると「多くの人が選んだものは良いもののはずだ」という思い込みによって起こる現象です。

英語では「bandwagon effect」と表記します。

バンドワゴンとは、欧米のパレードやマーチングの先頭を行く楽隊車のことで、一見、バンドワゴン効果とは関係ないように思えます。

しかし、「バンドワゴンに乗る」と言うと「多数派に賛同する」、「勝ち馬に乗る」、「時流に乗る」という意味になり、バンドワゴン効果はこの熟語から名付けられたものです。

バンドワゴン効果は、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ランベイシュタイン(Harvey  Leibenstein)が「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノップ効果、ヴェブレン効果」という論文で使用したことで知られるようになりました。

バンドワゴン効果の具体例

バンドワゴン効果は、学校や職場など人がたくさん集まる場所で日常的にみられる現象です。

いくつか具体例を挙げてみましょう。

バンドワゴン効果の具体例1:流行りの映画

  1. クラス内である映画が面白いという噂が広まる
  2. その映画に興味のなかった生徒が「みんなが面白いというなら観てみようかな。」と考え、実際に映画館に足を運ぶ

興味がなかった生徒が、「映画が面白い」という他のクラスメイトの判断につられて映画館に足を運ぶわけです。

バンドワゴン効果の具体例2:評判の商品

  1. ある家電をネットで購入するために、ネット通販サイトを開く
  2. 購入者の多くが高い評価をつけている商品を見つける
  3. 元々は別の商品を検討していたが、「購入者の多くが高い評価をつけているのだから、良い商品に違いない。」と考え、その商品を購入する

この例では、自分の判断よりも、見たこともない赤の他人の評価に引きずられて商品を購入しています。

ポイントは、他人がその商品のどこをどのように評価しているかではなく、「大勢の人が高い評価をつけている」ことです。

バンドワゴン効果の具体例3:選挙

  1. 候補者Aの演説を聞いて感動し、候補者Aに投票することを決める
  2. 後日、候補者Bが優勢だという内容の選挙予想報道を見る
  3. 候補者Bに投票する

個人ではAに投票すると決めたのに、優勢だと報じられたBに投票しています。

これも、「大勢の他人の判断の方が自分の判断より正しいだろう。」という思い込みによって生じたバンドワゴン効果です。

バンドワゴン効果の具体例4:Twitterのフォロワー数

  1. フォロワー数が10000を超えるアカウントを見つける
  2. 「大勢がフォローしているから、自分もフォローしておこう。」と思ってフォローする

最近よく見るバンドワゴン効果の例です。

実際は良く知らないアカウントでも、フォロワー数を見てフォローする人は大勢いるものです。

同じようなことはFacebookなど他のSNSでも見られます。

バンドワゴン効果の反対:アンダードッグ効果

バンドワゴン効果とは逆の効果に、アンダードッグ効果があります。

アンダードッグ効果とは、不利・不遇な状況にあるものに同情して手を差し伸べる効果のことです。

英語では「underdog effect」と表記し、日本では「アンダードッグ効果」もしくは「負け犬効果」と訳されている他、「判官贔屓(はんがんびいき)効果」と呼ばれることもあります。

アンダードッグ効果の具体例:選挙

アンダードッグ効果の例としては、選挙の例が有名です。

  1. 候補者Aと候補者Bが争っている選挙において、選挙予想報道で候補者Aが劣勢だと報道される
  2. 候補者Bに投票することを考えていた有権者が候補者Aに同情し、候補者Aに投票する
  3. 候補者Aが当選する

大勢の人が候補者Bに投票することを知って候補者Aのことがかわいそうになり、「候補者Bを応援してやろう。」という心理が働いているわけです。

バンドワゴン効果の具体例3と比較すると違いがよく分かります。

アンダードッグ効果は、不利・不遇な状況にあるものが、自分ではどうしようもない状況に置かれていたり、ひたむきに努力していたりするなど、同情を引きやすい状況で起こる傾向があります。

まとめ

バンドワゴン効果について紹介しました。

バンドワゴン効果は、老若男女を問わず、学校や職場など大勢の人が集まる場では日常的に起こっています。

また、最近はネットの普及により、ネットの情報によるバンドワゴン効果もよく見られるようになってきました。

一概に悪い効果とは言えませんが、判断や選択を誤る一因となることもあるため、折を見て「自分の判断や選択は自分で考えたものか、周囲の影響を受けたものか」を振り返る姿勢は大切です。