知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

知育とは?赤ちゃん、幼児、子供への知育の効果は?いつから始める?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

「知育」を知っていますか?

心理学や教育学、社会学などの知見が一般社会に広まり、胎内教育、乳幼児教育、就学前教育といった早期教育に関心が集まるようになる中で、「知育」も注目されるようになってきました。

しかし、「知育とはどのようなものか」、「子供のどんな能力を伸ばせるのか」、「子供がいくつの頃から始めれば良いのか」、「どのような方法があるのか」など、知育の具体的な内容についてはあまり知られていません。

そのため、とりあえず「知育」と名のつく教材を注文したり、知育玩具を買い与えてみたりするパパママが多いのが現状です。

もちろん、それでも多少の効果は得られるはずです。

しかし、知育は、その種類や特徴を理解し、子供の成長発達に合ったものを選択・実践してこそ本来の効果を発揮するものです。

また、誤った方法で知育を続けていると、かえって子供の成長に悪影響を与えてしまうこともあります。

この記事では、知育の概要、知育の効果、知育を始める時期と方法、実践する時のポイントについて紹介します。

知育とは

「知育」とは、子供の「考える力」を育み、知能の全般的な発達を促すことを目的とした教育です。

考える力は、「ある物事について、状況を正しく把握・理解して、自分の経験や考え方に関連付けながら適切な判断をするための力」と言い換えることができます。

子供の考える力が高くなると、勉強や仕事の効率が上がり、確実に結果を残すことができるようになります。

また、人間関係をはじめ、あらゆる場面で臨機応変に対応できるようになり、日々の生活を快適に過ごせるようになります。

つまり、知育をかみ砕いて説明すると、「子供が、社会の中でより良く、より快適に生きていくための力を育む教育」ということになります。

知育が赤ちゃん、幼児、子供に与える効果

知育が子供にもたらす効果は、大きく2つあります。

  • 生まれ持った優れた能力を維持する
  • 考える力を伸ばす

生まれ持った優れた能力を維持する

人の赤ちゃんは、生まれながらに実に多様な能力を持って生まれてきます。

例えば、生まれた時から英語の「L」と「R」の聞き分けることができますし、親とそれ以外の人、人と動物、ややこしい動物の種類を見分けることもできます(能力自体は生まれながらに備わっていますが、しっかり見分けられるようになるのは、視力や視界がある程度向上してからです。)。

しかし、こうした優れた能力は、活かす機会がないままだと、脳が使わない不要な能力だと判断して少しずつ消失してしまいます。

知育は、生まれ持った優れた能力を活用し、能力の消失を止める効果があります。

考える力を伸ばす

考える力は、脳の発達と密接な関わりがあります。

脳は、部位によって役割が細かく分かれており、外の刺激(情報)が関連する部位に伝わることで機能します。

この時、関連する場所に情報を伝える役割を果たすのがニューロン(情報を伝達する神経細胞)です。

ニューロンの突端にあるシナプスから神経伝達物質が出て、次のシナプスに情報が伝わり、次々に情報が伝達されることで脳が機能します。

ところが、生まれたての赤ちゃんの脳には、大人と同じだけのニューロンがあるものの、ニューロン同士はほとんど繋がっていません。

つまり、シナプスの数が少なく、外からの刺激(情報)が関連する部位にうまく伝わらない状態なのです。

では、どうやってニューロン同士を繋がらせるかと言うと、赤ちゃんにたくさん新しい経験を積ませるのです。

赤ちゃんが新しい経験することで、脳に刺激(情報)が送られて新しいシナプスができ、脳の新しい回路が繋がります。

そして、神経細胞を通して情報が脳の各部位に届いて、各部位が連動して機能するようになります。

これが「脳が発達する」ということで、脳が発達することによって、考える力(状況と知識を関連付ける力)も高くなっていきます。

しかし、できたばかりの回路はとても弱く、繰り返し刺激を受け続けないとすぐ消失してしまいます。

知育は、脳にたくさんの刺激を送ってシナプスの数を増やすとともに、新しくできた回路を鍛えて消失を食い止め、考える力(関連付ける力)を向上させる効果があります。

関連記事

www.chiikunote.com

知育はいつから始める?

知育を始める時期については、「生後3歳までに」ということで、研究者や教育関係者の意見がほぼ一致しています。

知育を生後3歳までに始めた方が良い理由

シナプスは、赤ちゃんが生まれてすぐから急激に増え、生後3歳頃にピークを迎えると、その後は増加が緩やかになっていきます。

また、あまり使われていない回路は「不要な回路」とみなされて、消失してしまいます(刈り込み現象)。

そのため、新生児期から生後3歳までに、できるだけたくさんの刺激を与えてシナプスの数を増やしておく(脳の発達を促しておく)ことが大切になります。

知育を生後3歳までに始めた方が良いというのは、こうした脳の仕組みを踏まえてのことなのです。

ただし、子供の器官や機能の発育はそれぞれ差がありますし、一人ひとりの発育スピードも違います。

例えば、聴覚は胎児の頃から発達していますが、視力は生まれたての頃には0.03くらいしかなく、焦点も30cm前後のところしか合いません。

そのため、語り掛けや音楽を聞かせる知育は生まれる前から始めても効果がありますが、生まれたての赤ちゃんにいないいないばあをしても無意味です。

また、首がすわる時期や、寝返り、お座り、ハイハイなどを始める時期も一人ひとり違うので、「生後何ヶ月になったから、〇〇の知育を始めよう。」というのは不適切です。

子供の発育や興味関心を慎重に見極めながら、無理なく取り組める知育を選んであげることが大切です。

知育のポイント

知育を実践する時は、次の6つのポイントを意識しましょう。

  • 子供が楽しめるようにする(無理強いしない)
  • 子供なりのやり方を尊重する
  • 子供の成長に応じた知育を選ぶ
  • 褒めてあげる・怒らない
  • 同じ知育を繰り返し行う
  • バランスが大事

子供が楽しめるようにする(無理強いしない)

知育で一番大切なのは、子供が興味関心を持って取り組むことです。

イヤイヤ取り組んでも脳は思うように発達しないので、子供が楽しんで取り組めるように工夫しましょう。

子供が嫌がったら、無理強いせずに中断し、少し時間をおいてから再びチャレンジさせてあげましょう。

子供なりのやり方を尊重する

子供は、決まったルールや方法とは違うやり方で知育に取り組むことがあります。

親としては、決まったルールや方法を勧めたくなるかもしれませんが、ルールと違うやり方で取り組むのは、子供の「考える力」が発揮されている証なので、しっかり褒めて、好きなように続けさせてあげましょう。

子供の成長に応じた知育を選ぶ

子供の発育や成長は、早ければ良いというものではなく、正しいことを一つひとつ積み重ねていくことが何より大切です。

そのため、「この月齢にはこの知育をさせる」、「他の子供より難しい知育をさせたい」などと考えず、子供の成長発達に応じた知育を選びましょう。

褒めてあげる・怒らない

能力、性格、得手不得手などは一人ひとり違うので、うまくできなくても、他の子供と比べたり怒ったりせず、できたところを褒めてあげましょう。

子供は、褒められることでやる気を出し、苦手なことでも頑張って取り組む姿勢を身につけていきます。

繰り返し同じ知育を行う

脳は、頻度や内容の重要度が高い物を選択して記憶・定着させようとする性質があり、一度神経回路が繋がっても、使われないままだと消失してしまいます。

そのため、同じ知育を何度も繰り返し、「この神経回路は大切なものだ。」と脳に認識させることが大切です。

バランスが大事

通常、知育は、一つの能力だけを徹底的に伸ばすのではなく、たくさんの能力をバランスよく伸ばすことを目指します。

特に乳児期の赤ちゃんのうちは、色々な能力をバランスよく発達させることが、その後の成長にとってとても大切です。

パパママとしては、「この子には〇〇を極めてほしい。」といった希望があるかもしれませんが、少なくとも子供が乳幼児期のうちは、特定の能力を伸ばす知育だけを実践させるのは控えましょう。

まとめ

この記事では、知育の概要を中心に紹介しました。

少しは知育に興味を持ってもらえたでしょうか。

実際の知育は、月齢・年齢の違い(乳幼児向けの知育と児童向けの知育)、方法の違い(遊びによる知育、おもちゃ(知育玩具)を使う知育、知育教材による知育など)、刺激する部位の違い(視覚を刺激する知育と聴覚を刺激する知覚など)などによって細かく分類されており、子供の成長発達に合ったものを慎重に選んで実践することになります。

知育ノートでは、おすすめの知育について、一つずつ詳しく紹介していますので、お子さんの成長発達に合わせた知育を探してみてください。