知育ノート

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コーチングの子育て活用法3!傾聴、共感、承認

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今週は、人材開発法として注目されるコーチングを子育てに活用する方法について紹介しています。

これまで、コーチングのスキルのうち、アイメッセージ、ユアクエスチョン、オープンクエスチョン(拡大質問)、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)について紹介しました。

今回は、コーチングを子育てで活用する方法のうち、傾聴、共感、承認について紹介します。

コーチングとは

まず、コーチングとはどのようなものなのでしょうか?

コーチングとは、コミュニケーションを用いて対象者が持っている力を引き出し、継続的に成長して目標を達成していける状態を作る人材開発法の一つです。

コーチングでは、聴くこと(傾聴)・訊ねること(質問)・話し合うこと(対話)を通して対象者の目標・能力・自発性などを引き出し、自ら新しい一歩を踏み出したり、成長を続けたりして目標に到達できるよう働きかけます。

英語では「coaching(coach+ing)」と表記します。

「coach」は、元々は「馬車の人を乗せる部分」を意味する単語でしたが、「人を望んだ場所まで送り届ける」という意味が派生し、「指導」、「指導する」という意味で使われるようになりました。

引用:知育ノート

子育てを「上下関係」ではなく「横の関係」でとらえる

誰かに何かを教えたり指導したりする時、そこには上下関係が発生しがちです。

例えば、学校教育における先生と生徒、習い事におけるコーチと生徒などです。

しかし、上下関係に基づく教育や指導(ティーチング)は、基本的な知識や技術の習得には一定の効果を発揮しますが、個人が本来持っている自主性や能力を十分に引き出すには物足りないところがあります。

また、教える側が持つ知識や技術以上を習得することも困難です。

一方で、コーチングは、コーチングする側と受ける側に分かれてはいますが、2人の関係は対等な横の関係です。

2人が対等な関係でコミュニケーションを繰り返し、コーチングする側は受ける側の悩みや目標を聴き取って、解決する方法を一緒に考えていくことになります。

コーチングを子育てに活用する場合も、「横の関係」を意識することが重要です。

親子関係は、何かと「親が上、子どもは下」という上下関係で捉えられがちですが、子どもを一人の人として尊重し、対等な関係を築くことが求められます。

親子を横の関係で捉えることで、親は、子どもを素直に認めて褒められるようになりますし、子どもは、やる気や自主性を持ったり、認めてくれる親に親和したりできるようになります。

コーチングのスキルの子育て活用

コーチングのスキル(手法)は、定まった型はなく、実践する人や企業によって異なっていますが、どこでも活用されている重要なスキルがいくつかあります。

ここでは、コーチングのスキルのうち、子育てに活用できるものを紹介します。

  • アイメッセージ(I message)
  • ユアクエスチョン(your question)
  • オープンクエスチョン(拡大質問)
  • ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)
  • 傾聴
  • 共感
  • 承認・感謝

では、傾聴、共感、承認・感謝について見ていきましょう。

コーチングのスキル1:傾聴

傾聴とは、相手の話をありのままに聞いて受け止めることです。

辞書で傾聴を調べると、「真剣に聞くこと」、「耳を傾けて聴くこと」などと説明されていますが、コーチングの傾聴は、元々カウンセリングで活用されていたコミュニケーションスキルの一つです。

カウンセリングの傾聴とは、相手が内面と向き合って自己理解を深め、治療に向かって自主的に行動できるよう支援するスキルです。

コーチングでは、治療の部分を「目標」に置き換えて、相手の悩みや目標を引き出し、それを解決する方法を自主的に考えて実践させるスキルとして、傾聴が活用されています。

「聞く」と「聴く」と「訊く」

「きく」には「聴く」と「聞く」と「訊く」という3つの漢字があり、それぞれ意味が異なります。

「聞く」とは、「話し声が聞こえる」、「物音が聞こえる」などのように、自然に耳に入ってくる音を聞くことです。

「聴く」とは、「音楽を聴く」、「人の話を聴く」などのように、積極的に聴いたり、聴こえた声や音に引き込まれたりすることです。

「訊く」とは、「道を訊く」、「先生に訊く」などのように、尋ねることです。

傾聴は「聴」の字が示すとおり「聴く」ことであり、相手の話に積極的に耳を傾ける行動であると言えます。

傾聴の方法

傾聴にはいくつもの方法がありますが、子どもの話を傾聴する時に大切なのが、関心を態度で示すことと、否定しないことです。

通常、子どもは、パパママのことが大好きで、自分に関心を持ってほしいと思っており、学校であった出来事、自分の気持ちや意見、要望などをたくさん話してくれます。

パパママとしては、子どもが話している時は視線を合わせ、適度に相槌を打ったり表情を変えたりして、「あなたの話に関心を持っている」ということを示してあげましょう。

また、子どもの話す内容が間違っていても、頭ごなしに否定しないでください。

子どもは、頭ごなしに否定されると、パパママのことを怖いと思ったり、反発したりしますし、話をしてくれなくなることもあります。

まずはじっくり話を聴き、おかしいと思った場合は、子どもの話を否定するのではなく、パパママの気持ちを率直に伝えるようにします。

コーチングのスキル2:共感

共感とは、相手の意見や考え、気持ちを「その通りだ」と感じることです。

一般的には、相手と同じ感情を持った時に使われたり、「意見や考えに共感する」というように使われたりする単語です。

コーチングでは、相手と同じ立場に立ち、気持ちや意見、考えを共有することで一体感を持ち、目標やそこへたどりつくための筋道を一緒に考えていきます。

子育てにおいても、子どもの気持ちや意見に寄り添い、一緒に考えたり目標を考えたりするために活用できます。

共感は、単独のスキルではなく、アイメッセージやユアクエスチョン、ノンバーバルクエスチョン、傾聴などのスキルを駆使して行うものです。

一朝一夕で身につくものではありませんが、子どもの気持ちに寄り添うという姿勢をまず持つようにしましょう。

コーチングのスキル3:承認・感謝

承認・感謝とは、相手の意見や考えを否定せずに認めることです。

人は、自分の意見や考えを持って行動しますが、それが周囲からどう評価されているのか気になるものです。

特に子どものうちは、パパママが自分のことをどう思っているかを気にします。

そのため、パパママが、子どもの自主性ややる気を認めて褒めてあげることで、子どもは自信を持ち、何事にも積極的にチャレンジできるようになります。

乳幼児期に基本的信頼感や自己肯定感が十分に育まれるかどうかは、パパママがどのように子どもを承認・感謝したかが影響すると指摘する人もいます。

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まとめ

人材開発法の一つであるコーチングを子育てに活用する方法について紹介しました。

コーチングを子育てに活用するという視点からの紹介なので、コーチングのスキルのメリットに焦点を当てた説明が多くなっています。

しかし、子育てに正解はありません。

どの家庭にも当てはまる万能な子育てはなく、コーチングについても、うまくいく家庭もあれば、そうでない家庭もあります。

そのことを理解した上で、子育てのスキルの一つとして、コーチングを試してみてください。