知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

子供の良い褒め方と悪い褒め方とは?褒めると自己肯定感が育つ?

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お子さんを褒めていますか?

子育てに関するパパママの悩みは尽きないものですが、中でもとりわけ多いのが、子供の「褒め方」です。

「褒める」ことが子供の成長に与える影響の大きさが知られるようになるにつれて、「褒めて育てる」という考え方が広まってきました。

しかし、具体的な子供の褒め方について十分学ぶ機会が少なく、「どんな褒め方が子供にとって良いのか。」、「褒めすぎるとわがままにならないか。」、「褒めないと自尊心や自己肯定感が育まれないのではないか。」といった悩みを解決できずにいるパパママは多いものです。

この記事では、子供を褒めることの効果、子供の成長を促す褒め方、おすすめできない褒め方について紹介します。

子供を褒めることの効果

子供を「褒める」一番の効果は、「子供に自分を大切にする気持ちをもたせること」です。

単語で言い表すとすれば「自信」や「自己肯定感」が近いでしょう。

良い意味での自尊心も当てはまります。

子供は、褒められることで「周りから関心を持ってもらえている。大切にされているし評価もされている。」という感覚を得ることができ、自分の発言や行動に自信を持って、さらに新しいことにチャレンジする意欲を持てるようになります。

また、積極的に人と関わって社会を広げようとしたり、困難に直面してもくじけず立ち向かって道を切り開いたりする意欲も湧いてくるものです。

つまり、褒めることは、子供が成長して社会の中で良好な人間関係を築き、仕事や趣味などで活躍していくために欠かせないものを育む効果があるのです。

子供の心を育む褒め方

「褒める」と言っても、褒め方やそれの受け止め方は一人ひとり違います。

ここでは、子供に効果的な褒め方を紹介しますが、書いてある内容を機械的に実行すれば必ず効果が得られるものではありません。

実際の子育て場面においては、親子関係や子供の性格・行動傾向を踏まえて、自分の子供に合った褒め方は何かを常に模索する姿勢が欠かせません。

その場で褒める

子供を褒めるポイントを見つけたら、その場で褒めることが大切です。

時間が経ってから褒めても、子供は、褒められたことと自分の言動を結び付けることができず、なぜ褒められたのか分かりませんし、自信を育むことにはつながりません。

こうした傾向は、月齢や年齢が低いほど顕著なので、低年齢(月齢)の子供ほどすぐ褒めることを大切にしましょう。

表情や態度でも褒めていることを示す

大人でも、褒められた時の相手の表情や態度によっては、「本当に褒められているの?」、「社交辞令じゃないの?」と思ってしまうことがありますよね。

子供は、大人以上に相手の表情や態度に敏感なので、口先だけで褒めてもすぐ見抜きますし、かえって不安を抱かせることもあります。

子供を褒める時は、子供のそばに寄って、子供の目を見ながら笑顔で声をかけましょう。

抱っこしたり、頭を撫でたりとスキンシップをとるとより効果的です。

具体的な言動を褒める

「良い子だね~」、「賢いね~」、「かわいいね~」などは、子供を褒める時によく使いがちな言葉です。

子供は、こうした褒め言葉を聞くと、「褒められている」ことは理解できますが、「何を褒められているのか」は分かりません。

そのため、「ちゃんとおもちゃ片づけられたね~」、「あいさつできたね~」、「しっかりご飯食べられたね~」というように子供の言動を具体的に褒めてあげましょう。

子供は、「これは良いことなんだ。もっとやろう。」と確信し、褒められた言動を自信を持って繰り返すようになります。

怒る前に褒める

子供を怒ったり注意したりする必要がある時は、まず褒めましょう。

褒めることで、子供はパパママの言葉を真剣に聞き入れる姿勢になり、その後の注意などがスッと心に入りやすくなります。

例えば、子供がおもちゃのお片づけを渋った場合、「たくさん遊べたね~」、「あ、1個は片づけてくれたね!えらいね~」と褒めた上で、「まだおもちゃ残ってるから片付けようね。」と促します。

努力や頑張りを褒める

人は、外見や能力の高さを褒められるよりも、努力や頑張りを褒められる方がうれしく感じるものです。

たとえ失敗しても、努力したことや頑張ったことを褒めることで、子供は、どんなことでも努力を惜しまずにチャレンジする意欲や、失敗してもくじけず立ち直るタフさを身につけていきます。

おすすめできない子供の褒め方

不適切な褒め方もたくさんあります。

抽象的な褒め方

「具体的な言動を褒める」で書きましたが、抽象的な褒め方は子供の自信を育むことにはつながりません。

また、褒められるうちに漠然と悪い意味での自尊心だけが高くなり、自己評価と実力のギャップに悩まされるようになるリスクもあります。

結果だけを褒める

子供は、褒められることで一時的に気分が良くなります。

一方で、「成功しないと褒められないのではないか。」という不安を抱き、失敗を恐れて難しいことにチャレンジする意欲を持てなくなるリスクがあります。

また、「何もしなくても自分はできる人間だ。」と勘違いして努力をしなくなり、自己評価と実力のギャップが大きくなって、何かで失敗した時にやる気をなくしてしまうことも少なくありません。

他の子供と比較する

例えば、「○○くんより頑張ったね。」、「△△ちゃんよりかわいい。」、「○○に勝ったね。すごい!」といった褒め方です。

競争社会が浸透した現代日本ではありがちな褒め方の一つで、実際、家庭や学校においてよく使われているのが現状です。

しかし、他の子供と比較する褒め方は、勝ち負けだけにこだわって努力する目的を見失わせたり、人の目ばかり気にするようになったりする子供に成長するリスクが高まるので、おすすめできません。

常日頃から子供の褒めポイントを探しておく

最後に、子供を褒めるために大切なことを一つ紹介します。

「常日頃から子供の褒めポイントを探しておく」ということです。

人には「選択的注意(周囲の情報のうち自分にとって重要な情報のみに注意を向けること)」という認知機能があります。

そのため、子供を褒める対象として見ていなかったり、褒めポイントを探していなかったりすると、子供が良いことをした時にとっさに褒めるのは難しいものです。

常日頃から、意識して子供の褒めポイントを探す習慣をつけておくことで、子どもを褒めるための準備を整えておくことができます。

まとめ

子供を褒めることの効果と、子供の自己肯定感を育むための良い褒め方、悪い褒め方について紹介しました。

褒めることは、子供との関わりにおいて必要不可欠なことの一つです。

うまく褒められない、褒めどころが見つからない、つい感情的に叱ってしまうというパパママは少なくありませんが、まずは、「子供の良いところを見つけて褒めよう!」と常日頃から意識してみましょう。

劇的な変化ではなくても、褒めることを意識した関わりを続けることで少しずつ、親子関係はより良い方向へ向かうはずです。

そして、パパママが変わると子供も変わります。

パパママに褒めてもらったり、優しくしてもらったりするのが嬉しくて、より自発的かつ積極的に適切な行動をとることができるようになります。

そうなると、パパママも自然に子供のことを褒めることができるようになるでしょう。

パパママが変わる→子供が変わる→親子関係が良くなり、絆も強くなる→親子ともにさらに良い方向に変わるという良い循環が発生するのです。

「まずは子供に変わってほしい。」と思うかもしれません。

しかし、子供は、自分一人ではなかなか変わることは難しいものです。

大人であるパパママが冷静になり、親としての態度を変える努力をすることが大切です。