知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

赤ちゃん・子どもの手の動き(物を放す、投げる・掴む)の発達

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知育は、子どもの成長発達に応じたものを選ばないと、思った効果を得ることができません。

赤ちゃん用の知育は、五感や手足・身体を使ったものが多いため、赤ちゃんの手の動きの発達について把握した上で知育を選択することが大切になります。

例えば、生まれたての赤ちゃんに積み木を渡しても、触れることも掴むこともできませんし、生後1歳の幼児にガラガラを渡しても、すぐ飽きてしまいます。

では、赤ちゃんはどの時期にどのような手の動きを覚えるのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんが握った物を放す、物を投げる、投げられた物を掴む動きの発達について紹介します。

なお、赤ちゃんが手を伸ばす、握る・つまむ動きについては、この記事の前の記事で紹介していますので、興味がある方は読んでみてください。

赤ちゃん・子どもの手の動きの発達1:放す

赤ちゃんは、生まれつき「手の把握反射(手掌把握反射)」という原始反射の働きにより、手の平に触れた物を握ります。

手の把握反射とは、①指などで赤ちゃんの手の平を刺激すると、②ギュッと握る原始反射です。

引用:把握反射とは?いつまで?消失しない、赤ちゃんが手を握る力が弱い原因は?|乳児期の子育て

また、生後3~4ヶ月頃からは、自分の意思でおもちゃなどを握るようになります。

一方で、握った物を放す(リリースする)動きも同時に覚えていきます。

生後0ヶ月(新生児期)の放す動き

新生児期の赤ちゃんは、自力で物を握ることはありません。

手の把握反射によって指やペンなどを握ることはありますが、握った物を放すことはできず、パパママが赤ちゃんの手を開かせて引き放すことになります。

生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の放す動き

手の把握反射によって握った物を、少しすると放すことがあります。

しかし、赤ちゃんが自分の意思で放しているのではなく、時間が経過することで自動的に手の力が緩むことによるリリースです。

生後4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月の放す動き

生後4ヶ月頃になると、一方の手で握った物を、もう一方の手で触るようになります。

また、生後4ヶ月~5ヶ月頃には、一方の手で握った物を、もう一方の手で握り、持ち替えることができるようになります。

つまり、握った物を自分の意思で放すことができるようになるのです。

生後6ヶ月頃には、持ち替える時のぎこちなさがなくなっていきます。

生後7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月の放す動き

生後7ヶ月頃には、物を持ち替える時に、一方の手を離すのと同時に、もう一方の手で握ることができるようになります。

また、物を床に置いたり、別の物に押しつけたりすることで、手に持った物を放せるようになります。

生後8ヶ月頃になると、手に持った物を置いたり落としたりし、生後9ヶ月頃には、任意の場所に置いたり落としたりできるようになります。

例えば、手に持ったおもちゃをおもちゃ箱の中に入れたり、掴んだ食べ物を食器の上に戻したりできます。

生後10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月の放す動き

生後10ヶ月以降は、より小さな場所に掴んだ物を置いたり落としたりできるようになります。

例えば、ビー玉をサランラップの芯の中に入れたり、ボールを輪っかの中に通したりできます。

赤ちゃん・子どもの手の動きの発達2:物を投げる

物を投げることは、物を握り、腕を振って、タイミングよく放すという一連の動きから成り立っています。

乳児期の赤ちゃんのうちは、ボールを転がしたり、腕を振った拍子に握っていた物が手を放れたりすることはありますが、意識して投げる動きを行うことは難しいものです。

生後1歳6ヶ月頃からの投げる動き

子どもが投げる動きの基礎を身につけるのは、生後1歳6ヶ月頃からです。

この時期には、投げる方向を向いた状態で、腕を力いっぱい振り下ろして物を投げますが、振り下ろしと物を手放すタイミングが合わず、あさっての方向へ飛んでいくことが多いものです。

狙った場所に物を投げようとして、いわゆる「手投げ(ひじの動きだけで投げる)」をする子どももいます。

投げる時の体重移動もありません。

生後2歳6ヶ月頃からの投げる動き

子どもは、生後2歳6ヶ月頃になると、物を投げる動きが様になってきます。

つまり、物を掴んだ手と同じ側の足を前の方に出して重心を移動させるようになり、腕の振り下ろしと物を手放すタイミングが合ってきます。

そのため、腕全体を使って物を投げ、狙った場所に届かせられるようになります。

生後3歳~4歳頃になると、腕の振り下ろしに合わせて身体を前の方へ曲げる動きも見られるようになり、飛距離が伸びます。

赤ちゃん・子どもの手の動きの発達3:投げられた物を掴む

投げられた物を掴むことを覚えると、物を掴む、物を投げる動きと合わせて、キャッチボールができるようになります。

乳児期の赤ちゃんも、動く物に反応して手を伸ばしたり、掴もうとしたりすることはありますが、掴むことは困難です。

なお、ここでいう「物」とは、大きくて柔らかいボールをイメージしてください。

野球ボールをはじめとするスポーツで使うボールや、ボール以外の物を掴むとケガをする危険が高いので、少なくとも3歳頃までは控えましょう。

生後1歳6ヶ月頃からの投げられた物を掴む動き

生後1歳6ヶ月頃は、物を投げるようになる時期ですが、投げられた物を掴むのはまだ難しいものです。

相手が物を投げる動きを見せると、両腕を伸ばして構える動きは見せますが、実際に投げられた物を掴む動きは見られず、むしろ、顔を逸らすことがあります。

この時期に掴むことができるのは、自分の正面にゆっくり転がってきたボールくらいです。

生後2歳6ヶ月頃からの投げられた物を掴む動き

ブルドーザーのように両腕を持ち上げて、お腹と腕で物を掴む動きを見せるようになります。

また、顔を逸らす動きが減り、投げられた物をしっかり見ています。

生後4歳以降は、腕と手で投げられた物を掴むことができる子どもも増えていきます。

まとめ

赤ちゃんの手の動き(物を放す、投げる・掴む)の発達について紹介しました。

物を放す、投げる、掴む動きを覚えることで、子どもとの遊びの定番であるキャッチボールを楽しむことができるようになります。

また、身体の動かし方、重心移動、バランスのとり方なども身につくため、リトミックやダンス、水泳など身体を使った習い事にも良い効果が期待できます。