知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

ごっこ遊びとは?始める年齢と使うおもちゃ、ねらいと効果は?

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お子さんは、ごっこ遊びをしていますか?

乳幼児期の子どもは、パパママなど身近な人の真似(まね)をすることで、言葉や行動、ルールなどを学習していくもので、ごっこ遊びもそうした真似学習の一つです。

ごっこ遊びにはヒーローごっこ、戦いごっこ、おままごと、電車ごっこなど種類がたくさんありますが、いずれも、関心を持った対象になりきって楽しく遊ぶ中で色々なことを学習することができます。

では、ごっこ遊びはいつから、いつまで見られるのでしょうか?

具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?

また、ごっこ遊びにはどのようなおもちゃが使われることが多いのでしょうか?

この記事では、ごっこ遊びの概要、ねらいと効果、始める年齢、年齢ごとの遊び方と使うおもちゃについて紹介します。

ごっこ遊び

ごっこ遊びとは、関心を持った「何か(人や物など)」になったつもりで、その対象の言葉や行動の真似をして遊ぶことです。

ごっこ遊びは、幼児期の子どもの多くに見られる遊びですが、子どもが「何に関心を持つか」によって遊びの内容は大きく変わります。

例えば、パパママが料理をしたりご飯を食べたりするのに関心を持つと「おままごと」を始め、テレビの中のヒーローに関心を持つと「ヒーローごっこ」を始めます。

また、興味関心を持つ対象が電車の運転手さんなら「電車ごっこ」、動物なら「動物ごっこ」を始めます。

人や動物に限らず、風に揺られる葉っぱの真似をしてフラフラしたり、坂を転がり落ちる石の真似をしてゴロゴロしたりするなど、ごっこ遊びの対象は、子どもの興味関心によって無数に存在します。

ごっこ遊びと見立て遊びの違い

ごっこ遊びと似た遊びに見立て遊びがあります。

見立て遊びとは、物を何かに見立てて遊ぶことです。

例えば、積み木やリモコンを電車に見立てたり、細長い棒を剣に見立てたりして遊ぶのが見立て遊びです。

ごっこ遊びと見立て遊びの違いは、ごっこ遊びが「自分が人や物の真似をする」のに対して、見立て遊びは「物を何かに見立てて遊ぶ」ということです。

しかし、棒切れを剣に見立ててヒーローごっこをしたり、おもちゃを食事に見立てておままごとしたりするように、ごっこ遊びと見立て遊びの両方が見られることが多くなっています。

また、ごっこ遊びと見立て遊びを明確に区別しない研究者も少なくありません。

ごっこ遊びのねらいと効果(知育効果)

ごっこ遊びのねらいと効果は、以下のとおりです。

  • 記憶力、想像力、表現力を育まれる
  • 手先や身体の動かし方が身につく
  • コミュニケーション能力が向上する
  • 興味関心の対象が広がる

ごっこ遊びのねらいと効果1:記憶力、想像力、表現力が育まれる

ごっこ遊びは、「関心を持った何か(ごっこ遊びの対象となる人や物など)」について五感から得た情報を記憶し、それを遊びとして再現する遊びです。

ごっこ遊びをするには、真似をする対象の動きや行動を記憶する必要があるため、自然と記憶力が育まれていきます。

子どもが記憶できるのは、真似をする対象の動きや行動の一部なので、状況に応じて「ここはこんな感じだろう。」と想像力を働かせながら遊ぶことになり、想像力や表現力も育まれます。

例えば、おままごとの場合、パパママが料理や食事をする場面や、食事中の会話の一部を記憶しますが、料理に使う材料一つひとつや会話の内容全てを記憶することはできないので、想像力と表現力を駆使して遊びを進めることになります。

ごっこ遊びのねらいと効果2:手先や身体の動かし方が身につく

ごっこ遊びをするうちに、真似をする対象の動きに応じた手先や身体の動かし方を身につけていきます。

例えば、おままごとなら包丁で物を切る動きや皿を並べる動き、ヒーローごっこなら物を振ったりパンチやキックをする動きなどを身につけます。

ごっこ遊びのねらいと効果3:コミュニケーション能力が向上する

子どもは、ごっこ遊びを始めたての頃は一人でブツブツ言いながら遊んでいることが多いですが、徐々にパパママやお友達と一緒にごっこ遊びを楽しむようになります。

複数人でごっこ遊びをするには、配役を決め、役に応じた行動をする必要があるので、自然に言語的・非言語的なコミュニケーションが発生します。

慣れないうちは、みんながヒーロー役をしたり、配役決めでもめたりすることもありますが、コミュニケーションを続けるうちに配役を順番で回す、ルールを決めるなど遊びが成立していきます。

ごっこ遊びのねらいと効果4:興味関心の対象が広がる

子どもは、ごっこ遊びを繰り返すうちに、真似をする対象により近い動きや行動ができるようになったり、独自のアレンジを加えたりするなど、遊びを進化させていきます。

その過程で、新しいことに気づいたり、新しい対象に興味関心を示したりすることがあります。

例えば、おままごとで遊ぶうちに、実際に料理をしてみたくなる子どもはたくさんいます。

また、電車ごっこを続けるうちに、車や飛行機にも興味を示したり、ブレーキやアクセルなど小道具にこだわりだしたりすることもあります。

ごっこ遊びはいつから

子どもがごっこ遊びを始める時期は、生後2歳頃からです。

ただし、子どもの持って生まれた能力、パパママの関わり方、子どもの周りの刺激などの影響によって、1歳頃から始める子どももいれば、3歳になっても始めない子どももいます。

通常、子どもは、生後1歳6ヶ月頃から、頭の中で過去の経験をイメージしたり、ある物を別の物に置き換えたりできるようになり、「ふり」や「見立て遊び」を覚えます。

例えば、コップを持って水を飲むふりをしたり、コップに入れた泥水をジュースに見立てたり、積み木を電車に見立てて走らせたりします。

また、ある物事についての時系列的な知識(スクリプト)、ある人の役割についての知識、ごっこ遊びの進め方を考えるプランニング力を身につけて、ごっこ遊びを始めます。

年齢別のごっこ遊びとおもちゃ

ごっこ遊びは、年齢によって遊びの内容や使うおもちゃが変わっていく遊びです。

生後2歳頃のごっこ遊びとおもちゃ

子どもは、乳児期の赤ちゃん(生後0歳)の頃から、挨拶やコップから水を飲む動作といったパパママの行動について、見よう見まねで真似をするようになります。

ただし、実際に真似ができるようになるのは幼児期に入ってからです。

生後1歳6ヶ月頃になると、リモコンを電車に見立てて走らせたり、枕を車に見立てて乗ってみたりする見立て遊びを始めます。

そして、生後2歳頃になると、おままごとやヒーローごっこなど、何らかの役になり切って遊ぶようになります。

パパママやヒーローのセリフや行動の真似をしたり、おもちゃや身の回りの物を小道具に見立てたりしますが、基本的には一人で遊んでいることが多いものです。

生後3歳頃のごっこ遊びとおもちゃ

生後3歳頃になると、おもちゃや身の回りの小道具をうまく使いこなし、より真似をする対象になりきって遊ぶようになります。

ヒーローなりきりセットやおままごとセットなど、より本物に近づくためのおもちゃを欲しがるようになるのもこの時期です。

また、パパママやお友達など周りの人を巻き込んで一緒に遊ぶようになり、コミュニケーションをとりながら配役を決めたり、演じる内容を調整したりできるようになります。

まとめ

ごっこ遊びは、子どもの心と体、社会性を育む重要な遊びです。

放っておいても自然に始めることが多いものですが、パパママの関わり方次第で始める時期が早まり、遊びの内容も濃くなる傾向があります。

例えば、おままごとの場合、パパママが料理する場面を子どもに見せたり、一緒に料理しようと誘ったりすると、子どもは、料理に興味を持ち、早い時期からおままごとを始めます。

急かす必要はありませんが、子どもが色々なことに興味関心を示すよう働きかけてあげることも、パパママの大切な役割なので、無理のない範囲で取り組んでみてください。