知育ノート

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リフレーミングとは?役立つリフレーミング一覧と事例は?

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人は、それぞれユニークな枠組みで物事を捉えています。

心理学の世界では、一人ひとりが持っている物事を捉える枠組みを「フレーム(frame)」と呼び、この枠組みを変えることを「リフレーミング(reframing)」と呼んでいます。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、リフレーミングをうまく活用することで、子どものモチベーションを上げたり、子どもに自信を持たせたりすることができるので、子育て中のパパママなら意味ややり方を覚えておいて損はありません。

この記事では、リフレーミングの概要とやり方、事例、よく使うリフレーミングの一覧について紹介します。

リフレーミングとは

リフレーミングとは、人がある枠組みで捉えて否定的にとらえている物事について、その枠組みをいったん外し、別の枠組みで肯定的に捉えなおすことです。

元々は、家族に対して行う心理療法(家族療法)で使用されていた概念です。

しかし、最近は、教育や福祉の分野でもリフレーミングの手法を取り入れた実践が増えてきましたし、管理職研修で部下に対するリフレーミングに関する講習を行う会社もあります。

リフレーミングの目的

リフレーミングの目的は、物事を一面的で固定された枠組みでしか捉えられなくなった人に対して、枠組みを変えてみたり、違う視点を提供したりすることで、物事を多面的で柔軟に捉える力を回復させることです。

リフレーミングでは、新しい枠組みが正しいかどうか、真実かどうかは問題ではなく、あくまで、人が元々持っている力を引き出してある物事を肯定的に捉えられるようにすることを目指します。

言い換えると、物事の捉え方によって低下した自己効力感を、捉え方を変えることで再び取り戻させてあげるということです。

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状況のリフレーミングと内容のリフレーミング

リフレーミングは、状況のリフレーミングと内容のリフレーミングに分けて考えることがあります。

  • 状況のリフレーミング:ある人にある状況が合っていない場合に、状況を変えれば能力を活かして活躍できるとリフレームすること(授業中ジッとしていられない→体育の時間には身体を思い切り動かして活躍できるなど)
  • 内容のリフレーミング:ネガティブな内容について、ポジティブな内容に捉えなおすこと(テストで悪い点を取った→悔しい思いをしたから頑張るきっかけになるなど)

リフレーミングのやり方

リフレーミングは、日常生活のふとした場面で臨機応変にすることが重要ですが、やり方を理解していないとなかなか難しいものです。

本格的なリフレーミングになると、心理学を勉強して訓練を積む必要がありますが、ここでは、家庭でも実践できるリフレーミングの3ステップを紹介します。

  1. 子どもが悩みや困りごとを見極める
  2. 子どもの枠組み(フレーム)を変える質問をする
  3. 子どもの捉え方を確認する

リフレーミングの事例

事例で見てみましょう。

高校受験を1ヶ月後に控えた中学校3年生の受験生のA君は、「あと1ヶ月しかない。内申点が良くないから、試験本番で頑張らないといけないのに。」と焦っていました。

勉強してもろくに頭に入りませんし、やみくもに勉強してはさらに焦りを募らせてしまい、直近の実力テストの結果は最悪でした。

A君のママは、A君の「受験まであと1ヶ月しかない。」という焦りに気づき、リフレームすることにしました。

そして、「受験までの1ヶ月の間に、どれくらいの勉強時間を確保できる?」と質問し、さらに、「その勉強時間で苦手な分野を克服できそう?」と尋ねました。

質問に答えるうちに、A君は「あれ、意外と時間があるぞ。これだけ時間があれば苦手な分野もカバーできそうだ。」と思えるようになりました。

その結果、A君は、落ち着きを取り戻して受験勉強に励むようになり、志望校に合格することができました。

極端ではありますが、子どもの悩みや困りごとを見極め、子どもの枠組みを変える質問をして、リフレーミングに成功した事例です。

この事例では、A君のママが確認するまでもなく、A君のリフレーミングに成功したことは志望校合格という結果で表れています。

子どもに使えるリフレーミング一覧(辞書)

日常生活において、子どもに使えるリフレーミングを50音順で一覧にしました。

子どもの性格や状態を踏まえて気になるリフレーミングを覚えておくと、日常生活のふとした場面で活用する機会があるはずです。

リフレーミング一覧:あ行

  • 飽きやすい:素直、裏表がない、好奇心(チャレンジ精神)が旺盛、環境にすぐ馴染める
  • あきらめが早い:切り替えが早い、いつまでもクヨクヨ・ウジウジしていない
  • あきらめが悪い:あきらめない、粘り強く最後までやり通す、あきらめずやり遂げる
  • 頭が悪い:発想がユニーク、独特、創造性が豊か
  • 甘えたがり:素直、無邪気、人懐こい、人に好かれる
  • いいかげん:こだわりがない、おおらか
  • 意思が弱い:人の意見を聞くことができる、やさしい
  • 意地っ張り:あきらめない、くじけない、物おじしない
  • いたずらばかりする:元気が良くて子供らしい、活発
  • いばりん坊:自信がある、親分肌
  • ウソをつく:他人を傷つけたくない
  • 疑りぶかい:用心深い、同じ失敗をしにくい
  • 打たれ弱い:感受性が豊か
  • うるさい:活発、元気で子供らしい
  • えらそう:自信がある、堂々としている
  • 先生や親に怒られた:期待されている、気にかけてもらっている
  • 臆病:慎重、用心深い
  • 怒りっぽい:感受性が豊か、自分の意見を持っている
  • おしゃべり:活発、人付き合いが好き
  • おせっかい:優しい、親切で気が利く
  • 落ち着きがない:活発で子供らしい、元気、
  • おっちょこちょい:行動が早い、判断が早い
  • おっとりした:落ち着いている、マイペース、こだわらない
  • おとなしい:穏やか、周りのことをよく考えている

リフレーミング一覧:か行

  • 我慢できない:行動が早い、決断が早い、フットワークが軽い
  • カッとなりやすい:物事をまじめに考える、一生懸命
  • 変わっている:考え方がユニーク、個性的、発想が柔軟
  • がんこ:芯がある、意思が強い
  • 癇癪を起こす:思い入れが強い
  • 気が荒い:元気、子どもらしい、感受性が豊か
  • 気分屋:こだわらない、やる気になると頑張る
  • 気持ちが切り替えられない:物事に真剣に取り組む、粘り強い
  • 空気が読めない:マイペース、自分らしさを持っている、周囲を飽きさせない
  • 口が悪い:素直、正直、嘘がつけない
  • こだわりが強い:粘り強い、最後まであきらめずやり遂げる
  • 子どもっぽい:素直、人に好かれる
  • 怖がり:やせ我慢しない、素直、気持ちをきちんと表現できる

リフレーミング一覧:さ行

  • さみしがり:素直、人との関係を求める
  • 騒がしい:活発で子供らしい、元気
  • 自信がない:慎重、周囲と一緒に行動できる
  • しつこい:自分の意見がある、粘り強い、芯がある
  • 失敗してばかり:経験を積んでいる、成功に向けて階段を登っている
  • 集中できない:色々なことにアンテナを張っている、興味関心の幅が広い
  • 神経質:感受性が豊か、細かいところまで気が付く
  • 整理整頓できない:こだわらない

リフレーミング一覧:た行

  • 態度がでかい:自信がある、元気
  • だらしない:こだわらない、おおらか
  • 短気:感受性が豊か、行動が早い、判断が早い
  • 調子に乗りやすい:場を盛り上げる、人に好かれる、愛想が良い
  • どんくさい:おおらか、いじられキャラ

リフレーミング一覧:な行

  • 流されやすい:素直、環境に馴染みやすい、協調性が高い
  • 生意気:物おじしない、自分の意見を持っている、元気
  • なれなれしい:人懐こい、社交的
  • のんびりしている:マイペース、おおらか

リフレーミング一覧:は行

  • 反抗的:自分の意見を持っている、自立心がある、
  • 引っ込み思案:慎重、相手の気持ちを察する
  • 一人ぼっち:マイペース、周囲に流されない
  • ふざける:社交的、ムードメーカー、協調性が高い
  • 勉強嫌い:勉強以外に好きなことがある、勉強すれば伸びるはず

リフレーミング一覧:ま行

負けず嫌い:向上心がある、あきらめない

見栄っ張り:自分の気持ちをよく分かっている、プライドがある

不愛想・無口:冷静、物おじしない、よく考える

目立ちたがる:活発で子供らしい、自信がある

面倒くさがる:マイペース、興味関心があることにはまじめに取り組む

物忘れが激しい:こだわらない、新しいことにチャレンジする

リフレーミング一覧:や行

優柔不断:色々な意見や考えを取り入れる、周囲の意見に耳を傾ける、慎重

融通が利かない:自分の意見がある、粘り強い

リフレーミング一覧:ら行

  • 乱暴:行動的、活発
  • 理解力が低い:一つひとつ真剣に頑張ることができる

まとめ

リフレーミングについて紹介しました。

リフレーミングは言葉による働きかけなので、乳幼児期の子どもには効果が薄いものですが、学童期以降の子どもに対しては、適切なタイミングで適切に実践することで、勉強や人間関係、学校生活などに良い効果をもたらします。

最初は難しさや違和感を感じるかもしれませんが、少しずつ実践してみてください。