知育ノート

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リトミックとは?いつから?乳児・幼児のリトミック教室は親子参加?

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「リトミック」を知っていますか?

リトミックは、音楽を使って身体を動かしながら、心と身体の発育を促す幼児教育です。

リトミックを知らない人が聞くと、「音楽に合わせて身体を動かすのなら、幼児向けの音楽教室や体操教室と同じではないか。」と思うかもしれません。

しかし、リトミックは、専門的な知見と理論に基づくもので、目的も音楽教室などとは異なっています。

この記事では、リトミックの概要、カリキュラム、効果(知育効果)について紹介します。

リトミックとは

リトミックとは、音楽を使って子供の心身、感覚、感性、音楽の基礎などを育む幼児教育です。

英語では、rhythmicsと表記します。

リトミックは、もともと、スイスの音楽教育家・作曲家エミール・ジャック=ダルクローズが、音楽の音やリズムに対する人の反応に注目して考えだしたものです。

ヨーロッパ諸国では、創造的な人を育てる教育法として、多くの国々で取り入れられています。

日本では、21世紀前後から幼児教育として注目を集め始め、子供にリトミックを始めさせるパパママは年々増えています。

また、幼児教育以外にも、発達障害の療育、高齢者へのリハビリ、表現力を高めるためのトレーニングなど、様々な分野で取り入れられています。

リトミックと教室・習い事の違い

リトミックと教室・習い事の一番の違いは、目標です。

教室や習い事は、ある技術や能力を向上させることを目標にしているのが一般的です。

例えば、水泳なら泳げるようになるため、そろばんなら早く計算できるようになるためなど、何らかの目標のために教室や習い事を始めます。

水泳を習って基礎体力や心肺機能が向上する、そろばんを習って集中力や記憶力がつくなど様々な効果は得られますが、あくまで副次的なものです。

同じ音楽で言えば、ピアノ教室の場合、練習を積む中で音感やリズム感が向上しますが、最終的な目標は、ピアノを弾く技術を向上させることです。

一方で、リトミックは、技術や能力よりも、感受性や感性、主体性、共感性、表現力など、「到達度を数値化・可視化することはできないけれど、社会生活の中で欠かせない力」を伸ばすことを目標としています。

音楽と身体を使ったカリキュラムが中心なので、もちろんリズム感や音感も育まれますが、目に見えるスキルや能力の向上が最終目標ではないのです。

リトミックを始められる時期

音楽を使って身体を動かすカリキュラムが中心なので、ある程度自分の意思で身体を動かせるようになる、生後1歳~1歳6ヶ月頃からの子供を対象としたリトミック教室が中心です。

ただし、リトミック教室では、年齢や発達状況に応じてカリキュラムを細かく分けられており、生後0歳の頃から通える教室もあります。

いわゆるベビーリトミックと呼ばれる教室で、早いところでは生後2ヶ月から参加することができます。

リトミックのカリキュラム

音楽を使って身体を動かすのがリトミックの特徴です。

音楽を聴いた感想を身体や物で表現させたり、4分音符と2分音符の違いを聞き分けさせたり、リズムに合わせて言葉や数を言わせたりと、そのカリキュラムは多彩です。

リトミックを行っている人や団体によりますが、0歳~3歳頃まではパパママと子供が一緒に参加するのが一般的です。

子供は、3歳頃までは、大人の模倣によって学習する、集中力が持続しにくい、できたことを何度も繰り返すという特徴があるので、子供が楽しんで取り組めるカリキュラムを、パパママと一緒に、何度も繰り返しながら、カリキュラムを進めていきます。

4歳前後になり、色々なことに興味を持って自分で試そうとするようになると、レッスンごとに異なるカリキュラムを実践する方法に切り替えていきます。

また、パパママと一緒の機会は減り、参加している同年代の子と一緒に協力しながらレッスンを受ける機会が多くなります。

リトミックのカリキュラムの例

リトミックのカリキュラムは、年齢ごとに細かく分けられています。

  • 0歳:音楽に合わせて身体を動かし、感受性やリズム感を養う
  • 1歳:音楽に合わせて身体を動かしたり、感じたことをぬり絵、折り紙、貼り絵で表現したりして、感受性や表現力を養う
  • 2歳:音楽を聴いて感性を育んだり、リズム遊びでテンポの違いを聞いてリズム感を養ったりする
  • 3歳:リズムに合わせて言葉を発し、会話のリズムの基礎を身につけたり、語彙を増やしたりする。リズムに合わせて数を数え、数の概念を学習させる
  • 4歳:ピッチ(音の高さ)とリズムを左右の手で表現し、想像力、表現力、主体性を育むとともに、身体のバランス感覚を育む
  • 5歳:楽譜を書いて歌う、ピッチやリズムを覚えて発表することで表現力や主体性を、レッスンを友達と協力しながら進めることで協調性や共感性を養う

教材の例

リトミックのカリキュラムでは、特徴的な教材をたくさん使用します。

主な教材は、次のとおりです。

  • 楽器(指につける鈴、小さめのマラカスなど)
  • 折り紙、貼り絵
  • パズル(身近な物のイラスト入り)
  • 絵カード、動物カード
  • 数字シール
  • 五線譜(カード)
  • リズムカード

音楽に関する教材が多いですが、それ以外にも、手先の器用さを鍛えたり、動植物や身の回りの物、数字を覚えたりする教材などが幅広く準備されています。

リトミックの効果(知育効果)

リトミックは、子供が社会生活を送る上で大切な能力を、バランスよく身につけることができます。

心身のバランスが良くなる

リトミックで使用する音楽を聴くこと自体に、心を整える効果があります。

また、感じたことを自由に表現するというリトミックのカリキュラムを繰り返すうちに心が落ち着き、自然と心と体のバランスが整えられていきます。

バランス感覚(身体の動かし方)やリズム感が身につく

リトミックには、音楽に合わせて身体を動かすカリキュラムがたくさんあり、身体の動かし方やリズム感が自然と身についていきます。

リズム感やバランス感覚は、普段の会話やスポーツで身体を動かす時にとても大切なもので、乳幼児期からリトミックを始めていると、会話の間の取り方や、スポーツ独特の身体の動かし方を習得しやすい傾向があります。

社会性が身につく

リトミックのカリキュラムは、音楽を聴いて感じたことをみんなの前で表現する、自分で考えて楽譜を書く、参加した子と協力してレッスンを受ける、他の子の表現を見聞きして受け入れるなど、感受性、想像力、表現力、協調性、共感性などをフル活用するようになっています。

そのため、カリキュラムをこなすうちに自然と社会性が身につき、レッスン以外の場面でも活かせるようになっていきます。

自己肯定感が高まる

リトミックのレッスンでは、子供の自主性や主体性を尊重するため、子供を傷つけるような注意や指導は行わず、褒めたりアドバイスしたりする関わりが中心になります。

そのため、子供は「受け入れられている」、「大切にされている」という感覚を持ちやすく、自己肯定感が高めることができます。

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まとめ

リトミックについて紹介しました。

リトミックは、音楽を中心としたカリキュラムによって、感受性や感性などの伸長を目指す幼児教育の一種ですが、数字や物の名前など就学後に役立つ知識もたくさん得ることができます。

また、社会性や心身のバランス感覚など、日常生活で欠かせないものを育むことができるので、興味のある方は一度教室をのぞいてみてください。