知育ノート

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ゆびのば体操の効果とやり方は?子どもの運動能力低下の歯止めになる?

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様々な技術の進歩に伴って生活が便利になる一方で、運動能力の低下が問題視されるようになっています。

特に、子どもの運動能力の低下は、多様な動きの獲得が遅れる、健康な身体が育まれない、十分な体力がつかないなど、その後の成長に深刻な影響を与えることから、その改善が急務となっています。

この記事で紹介する「ゆびのば」体操は、子どもの運動能力を高める方法として注目されている体操です。

ゆびのば体操とは、どのような体操なのでしょうか?

やり方はどうで、どのような効果があるのでしょうか?

この記事では、子どもの運動能力を高めるゆびのば体操の概要、効果、やり方について紹介します。

ゆびのば体操とは

ゆびのば体操とは、幼児期を中心とする子どもの運動能力を向上させるための体操です。

「指を伸ばす体操」を略して「ゆびのば体操」です。

ゆびのば体操は、子どもの運動能力の低下という問題に対して、子どもが楽しんで取り組むことができ、かつ、運動能力を向上させられる方法として考案された体操です。

ゆびのば体操を継続することにより、子どもの体力や運動能力が向上することが期待されています。

ゆびのば体操ができるまで

ゆびのば体操は、みらいクリニックの今井一彰医師と福岡県の保育士によって考案された体操です。

保育士に大きな負担をかけることなく、また、子どもが楽しんで取り組みながら、子どもの運動能力を向上させることを目指し、試行錯誤が重ねられた末に出来上がっています。

ゆびのば体操を考案した今井医師は、口呼吸から鼻呼吸への切り替えができるようになる「あいうべ体操」を考案したことでも知られています。

参考:ゆびのば体操で足指を広げて伸ばす|福岡のみらいクリニック

幼児期の子どもの運動能力を向上させる意義

幼児期の子どもの運動能力を向上させる意義は、以下のとおりです。

  • 基本的な運動能力や体力が身につく
  • 健康な身体を作る
  • 自発性が身につく
  • 協調性やコミュニケーション能力が育まれる

基本的な運動能力や体力が身につく

幼児期というのは、運動機能が発達して様々な動きを獲得できる時期で、この時期にたくさん運動させてあげることで、力の制御やタイミングよく動く能力など日常生活に必要な運動能力を身につけやすくなります。

幼児期に獲得する動きには、移動する動き(歩く、走る、登る、降りる、跳ぶなど)、身体のバランスを保つ動き(立つ、座る、寝転ぶ、転がるなど)、物を操作する動き(持つ、投げる、掴む、積む、押す、引くなど)などがあります。

これらの動きはいずれも、その後の成長で獲得する動きの基礎となるものです。

こうした基本的な動きが幼児期に十分獲得できずにいると、その後の生活において様々な動きの獲得が遅れ、日常生活に支障をきたすことになりかねません。

健康な身体を作る

「運動能力を向上させること=身体を適切なやり方でたくさん動かすこと」は、健康的な身体を作ることにもなります。

また、身体を動かすとエネルギーを消費してお腹が空くのでよく食べるようになり、疲れると眠たくなるのでよく眠るようになるなど、健康的な生活習慣が身につき、それがひいては健康な身体を作ることにもなります。

自発性が身につく

自発的に身体を動かして遊ぶうちに、何でも自分でやってみる気持ちが育まれていきます。

失敗もたくさんしますが、身体を動かせば動かすほど様々な動きを獲得することができますし、周囲の大人から構ってもらえる機会も多くなるので、自信(自己肯定感)や有能感が高まり、より一層自発性が育っていきます。

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協調性やコミュニケーション能力が育まれる

幼児期の子どもは、最初のうちは身体を動かして遊ぶこと自体を楽しんでいますが、徐々に周りの子どもたちの様子が気になり、一緒に身体を動かして遊ぶようになります。

そして、まわりの子どもたちと遊ぶうちにルールを覚え、わがままを我慢して、コミュニケーションをとりながら遊ぶことができるようになっていきます。

楽しく遊びながら身体を動かすことが重要

幼児期の子どもの運動能力を向上させるには、子どもが自発的に楽しみながら身体を動かせる遊びを提供することが重要です。

子どもは、まず与えられた遊びで楽しく身体を動かし、徐々に遊びの幅を広げていくことで様々な動きを獲得し、体力もつけていきます。

無理やりジムに通わせたり、苦痛を伴うトレーニングを強いたりすると、子どもは身体を動かすことを嫌うようになってしまい、かえって運動能力の向上が遅れることになってしまいます。

ゆびのば体操の効果

ゆびのば体操の効果は、子どもの運動能力を向上させることです。

ゆびのば体操を続けることで、靴や靴下に押し込められて丸まっていく足の指が本来の伸びた状態に戻り、足の裏の接地面積が広がります。

その結果、安定して身体を支えることができるようになり、運動能力の向上につながるのです。

足の指を本来の状態に近づけるところは、五本指ソックスと同じと言えます。

また、子どもが自発的に楽しみながら取り組むことができるため、基本的な運動能力や体力が身につくだけでなく、健康な身体作りや自発性の向上にも効果があります。

また、幼児でも簡単に取り組める体操なので、特別な指導が必要なく、大人にとっても負担が少ないものです。

ゆびのば体操のやり方

ゆびのば体操のやり方は、以下のとおりです。

  1. 足の指の間に手の指を入れる
  2. 足の指を足の裏側に伸ばす
  3. 足の指を足の甲側に伸ばす

ゆびのば体操のやり方1:足の指の間に手の指を入れる

左足の指の体操をする場合は、右手の指を左足の指の間に入れます(右足の場合は左手の指を左足の指の間に入れます。)。

手の指と足の指の間には隙間ができるようにしておく(手の指を奥まで入れない)のがポイントです。

子どもに教える場合は、まず、パパママがあぐらをかき、その上に子どもを乗せます。

そして、まずはパパママが自分の手の指を足の指の間に入れて見せ、子どもに真似をさせてあげましょう。

子どもがうまくできないうちは、パパママが自分の手を子どもの足の指の間に入れても問題ありませんが、子どもが痛がる場合はすぐ止めてください。

ゆびのば体操のやり方2:足の指を足の裏側に伸ばす

手の力で足の指を足の裏側にゆっくりと曲げていきます。

足の指が引っ張られている感じがあり、痛みを感じないくらいの強さで曲げ、その状態で5秒くらい維持するのがポイントです。

子どもに教える場合は、まず、パパママがやって見せてやり、それから子供の手を持って、子どもの足を足の裏側にゆっくり曲げていきましょう。

ゆびのば体操のやり方3:足の指を足の甲側に伸ばす

手の力で足の指を足の甲側にゆっくりと曲げます。

足の裏側に曲げる時と同じで、痛みを感じない強さで曲げ、5秒くらい維持するのがポイントです。

子どもには、まずパパママが見本を見せ、子供の手を持って曲げる方向や力加減を教えてあげましょう。

ゆびのば体操のやり方4:備考

大人の場合、1日に10セットが目安になります。

子どもの場合は、子どもが楽しんで取り組める回数だけ実行し、飽きたり嫌がったりしたらすぐ止めましょう。

まとめ

ゆびのば体操は、子どもの運動能力向上に役立つ運動です。

もともと保育園で行う体操として考案されたこともあり、とてもシンプルかつ簡単なので、家庭でも気軽に試すことができます。

子どもの運動能力を向上させたいと思ったら、一度試してみてはどうでしょうか。