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「発達障害かも?」と思う子どもの特徴は?イライラ、癇癪など主な症状一覧!

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「うちの子どもは発達障害ではないか?」と不安になり、電話や窓口で相談したり、実際に子どもを連れて来られたりする親御さんが増えています。

近年、発達障害が社会一般に広く認知され、その情報がネットなどで出回るようになったことで生じた現象の一つです。

そうした相談から発達障害の子どものサポートが始まることもありますが、相談者の子どものうち、実際に発達障害の疑いがあるのはごく一握りです。

大半は、ネットなどに掲載されている発達障害の症状と子どもの不適応を重ね合わせたり、学校の先生などから「発達障害ではないか。」と指摘されたりして、子どもに障害はないのに親が不安を抱いて相談に至るというものです。

この記事では、親が「うちの子は発達障害かも?」と思う子どもの特徴について、一覧形式で紹介します。

なお、紹介する症状の多くは、発達障害と診断された子どもにも見られる症状です。

しかし、発達障害の診断は複雑な基準に従って医師が行うものであり、「この記事で紹介する症状が見られた=発達障害」ということではありません。

発達障害とは

発達障害とは、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など脳機能障害を原因とし、通常は低年齢のうちに発現する障害です。

  • 自閉症スペクトラム:対人関係とこだわりに特徴がある発達障害
  • アスペルガー症候群:自閉症と同じく対人関係やこだわりに特徴があるが、知的遅れがない発達障害
  • 学習障害:知的能力全体に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど特定の能力の習得と使用に問題がある発達障害
  • 注意欠陥多動性障害(AD/HD):不注意・多動・衝動性が問題となる発達障害

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親が「うちの子は発達障害かも?」と思う子どもの特徴

親が「うちの子は発達障害かも?」と思う子どもの特徴は、いくつかのカテゴリーに分類することができます。

  • コミュニケーションに関する症状
  • 対人関係に関する症状
  • 多動・衝動性に関する症状
  • 集中力に関する症状
  • こだわりに関する症状
  • 運動や姿勢に関する症状
  • 感覚の異常に関する症状

カテゴリーごとに具体的な症状を見ていきましょう。

コミュニケーションに関する症状

  • 冗談や皮肉が伝わらない(言葉の意味どおりに受け取り、発話者の意図が通じにくい)
  • 集団に対する指示が伝わりにくい(指示される対象に自分が含まれていることを理解できにくい)
  • 集団での会話についていくことができない(雑談、グループ討議など)
  • 興味のあることを相手の興味関心や状況に関係なく一方的に話す
  • 前置きや脈絡がなく、自分の思っていることや考えていることを話し始める
  • 話し方に抑揚がない
  • 複数の内容を一度に説明しても、説明の一部しか伝わらない
  • 質問されたことに回答するのに時間がかかる
  • 何度も説明して理解したそぶりを見せていたのに、説明したことができない
  • 「これ」、「それ」、「あれ」などの指示代名詞をはじめ、曖昧な言葉が分からない
  • 場面緘黙がある

対人関係に関する症状

  • 小さい頃から表情の変化が乏しい
  • 小さい頃から他人と視線が合いにくい
  • 全く人見知りをしない
  • 人との距離感が分かりにくい
  • 特定の事柄について過剰な正義感を示し、融通が利かない
  • 自身の不適切な言動に対してまっとうな指導や叱責を受けても、攻撃されたとみなして被害感を強める
  • 集団内の暗黙のルールが分かりにくい
  • チームプレーができない
  • 相手の気持ちを考えて行動することができにくい
  • 相手が嫌がっていることが分かりにくく、自分の好きなように行動する
  • 常にマイペースに行動する
  • 空気が読めない
  • 悪気なく、相手を傷つける発言や行動をする

多動・衝動性に関する症状

  • 順番を待つことができない
  • 人の話を最後まで聞かず、的外れな回答をする
  • 常にしゃべり続けている
  • 後先を考えずに行動するため失敗が多い
  • 危険かどうか考えず、刺激に対してとりあえず反応するためケガが多い
  • 注意されても同じ失敗を繰り返す(注意されたときはシュンとしているし、指摘されたことを理解したように見える)

集中力に関する症状

  • 授業中、席に座っていられない
  • 授業中に立ち歩いたり、教室を出て行ったりする
  • 人の話を上の空で聞いている
  • 周囲の刺激に気が散りやすく、一つの物事に集中できない
  • 好きなことを優先し、嫌いなことは後回しにする
  • 目標を達成するために計画的に行動することができにくい
  • 整理整頓ができない

こだわりに関する症状

  • 普段と違うこと(変化)に対して強い不安を示す
  • 予定やスケジュールが突然変更されるとパニックになる
  • 変化に適応できず、パニックになったり、奇妙な行動に及んだりする
  • 転居や転校などで新しい環境に慣れるのに時間がかかる
  • 物事の細かいところにこだわる
  • 一つのことに集中すると、他のことに切り替えるまでに時間がかかる
  • 状況に応じて判断・行動することができにくい
  • 複数の選択肢から自分で選ぶことが苦手
  • 勝ち負けへのこだわりが強い
  • 成功することへのこだわりが強い(失敗することを極端に恐れる、失敗してしまいそうなことは最初からしない)
  • 失敗を指摘されるとパニックに陥る
  • 室内でジャンプを続ける、往復運動を繰り返す、その場でクルクル回り続ける、手の平をヒラヒラさせるなどの常同行動が見られる
  • 融通が利かない
  • 登下校の道順にこだわる
  • 食事の順番にこだわる
  • 教科書の出し方や並べ方にこだわる
  • 文章を読み解いたり、作文したりするのが苦手
  • 黒板に書かれた内容をノートに書き移すことが苦手

運動や姿勢に関する症状

  • 姿勢を維持するのが苦手(すぐ壁や机にもたれかかる、机に突っ伏すなど)
  • 手先が極端に不器用
  • 身体の各部を連動させる運動が苦手
  • ウォーキングやランニングの姿勢が悪い
  • ボールの投げ方がおかしい
  • 字をうまく書くことができない
  • 箸、フォーク、スプーンなどをうまく使えない

感覚の異常に関する症状

  • 突然の大きな音に過剰反応する(バイクのエンジン音、泣き声、大声、くしゃみなど)
  • 温度や湿度の変化に敏感
  • 匂いに敏感
  • コーヒーの種類を匂いだけで言い当てる
  • 芳香剤のニオイを極端に嫌う
  • 服の素材の好き嫌いが激しい
  • タグやボタンなどを嫌がる
  • 味に敏感

まとめ

以上のとおり、「うちの子は発達障害かも?」と親が不安になる子どもの症状はたくさんあります。

「うちの子にも当てはまる症状がある。」と思うかもしれませんが、ほぼ全員が同じことを思っています。

実際、この記事で紹介した症状は、発達障害と診断された子どもだけでなく、発達障害がない子どもにも見られることが多いものです。

重要なのは、症状が見られたかどうかではなく、その症状が子どもの日常生活の支障になっているか否かです。

子どもが日常生活を楽しく送っているようであれば、大きな問題はないことが多いものです。

一方で、症状によって子どもが生きづらさを感じている場合には、専門機関に相談するなどして、必要に応じて療育などを受けさせることを検討してください。

なお、親としては、子どもの言動を見て「発達障害ではないか?」と問題意識を持ち、必要な対応をすることも大切ですが、日常生活における子どもへの接し方や関わり方も意識することが求められます。

特に、発達障害の疑いがある子どもの場合、専門的な対応と同時に、親が子どものサポーターとして適切に関わり、支援していくことが、子どもの安心や安全につながり、生きづらさの低減にも効果を発揮するものです。

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