知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

赤ちゃんのパチパチ(拍手)とバイバイはいつから?障害があるとできない?

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赤ちゃんが両手をパチパチ合わせて拍手したり、バイバイしたりするのはとてもかわいいですが、どうやって覚えたのか知っていますか?

また、「同月齢の赤ちゃんが拍手やバイバイを始めたのに、うちの赤ちゃんはできないままだ。」などと不安や心配を抱えたことはありませんか?

赤ちゃんが拍手やバイバイを始める時期には、他の動きやしぐさと同様、身体の成長発達に加えて親の関わり方が大きく影響しています。

この記事では、赤ちゃんが拍手(パチパチ)・バイバイを覚える経緯と始める時期、練習法、自閉症との関係について紹介します。

赤ちゃんの拍手(パチパチ)、バイバイとは

赤ちゃんの拍手(パチパチ)、バイバイとは、赤ちゃんが両手をパチパチと打ったり、手を振ったりする動きのことです。

大人の拍手やバイバイと同じ動きですが、赤ちゃんの場合、「パチ、パチ」とゆっくり手の平を合わせたり、片方の手の平を相手に向けて出したりするだけでも拍手、バイバイと見なされています。

また、称賛や別れの場面で拍手やバイバイをすることは少なく、たいていは、親が拍手やバイバイをした時やご機嫌な時などに見られます。

つまり、赤ちゃんの拍手やバイバイは社交辞令ではなく、身近な人の真似をして身体の動かし方を学習、または気分によって起こる動きという要素が強いのです。

赤ちゃんが拍手(パチパチ)・バイバイを覚える経緯と始める時期(いつから?)

赤ちゃんの五感は生まれたての頃から発達しており、親をはじめとする身近な大人の言動や態度を刺激として知覚し、脳にインプットしています。

そして、自分の意思で手足や身体を動かせるようになると、大人の言動や態度を真似するようになり、少しずつ自分の動きとして身につけていきます。

拍手(パチパチ)やバイバイも、大人の真似を通して覚えます。

赤ちゃんが大人の真似を始める標準的な時期は、生後7ヶ月~8ヶ月頃で、拍手・バイバイもこの時期に覚えます。

最初は、両手をゆっくり1回だけ合わせたり、小さく腕を振ったりするのが精一杯ですが、何度も練習するうちに「ぺチ」、「パチ」と音を出したり、腕を大きく振ったりできるようになり、気がつくと「パチパチ」と何度も拍手し、大人と同じバイバイができるようになります。

拍手やバイバイを始める時期は、親子の関わりの程度や腕の筋肉のつき方などの影響を受けるため、個人差が大きいものです。

母子手帳の「1歳欄」に「身振りをしますか。」というチェック項目があるように、1歳前後までに始めれば問題ないので、それまでは温かく見守ってあげましょう。

 

拍手とバイバイの練習

生後1歳頃までは、赤ちゃんが自発的に拍手やバイバイを始めるのを見守ってあげるのが基本ですが、練習させたいという親が多いため、簡単な練習法を紹介します。

拍手(パチパチ)の練習法

  1. 赤ちゃんがご機嫌な時に声をかけて注意を向けさせる
  2. 赤ちゃんと目が合ったら微笑み、赤ちゃんが良く見える位置で、大きな動作でゆっくり拍手する
  3. 赤ちゃんが手を動かすしぐさを見せたら、「そうそう、すごいねー」と声をかけて拍手を繰り返す
  4. 赤ちゃんがジッと見ているだけなら、赤ちゃんの後ろに回って両手を持ち、「パチパチ」と言いながら両手を合わせる

大人にとっては造作もないことですが、両腕を同時に同じ速度で動かす、両手を同じ位置で合わせるなど、慣れない赤ちゃんにとっては難しい動きです。

バイバイの練習法

  1. 赤ちゃんに向かって「○○ちゃん、パパ(ママ)お出かけしてくるね」などと声をかける
  2. 赤ちゃんがこちらを向いたら、出かけるふりをして「バイバ~イ」と声を出しながらバイバイする
  3. 赤ちゃんが腕を動かしたら「あ、バイバイしてくれるんだね。ありがとう」と声をかけて褒める
  4. 赤ちゃんが反応しない時は、近くに寄って「バイバ~イ」と言いながら赤ちゃんの腕をゆっくり振る

赤ちゃんは、物を投げる(腕を頭の上まで振り上げて、前方へ振り下ろす)動きは比較的早く覚えていますが、腕を横に振ったり、手首のスナップを利かせたりする動きには慣れていません。

そのため、練習を始めた頃は、投げる動きを見せることが多いものです。

練習させる時のコツ

日本には「好きこそものの上手なれ」という諺(ことわざ)がありますが、赤ちゃんは、自発的に楽しんで遊んだことほど早く正確に身につける傾向があります。

そのため、拍手(パチパチ)やバイバイの練習でも、赤ちゃんの機嫌が良い時に、楽しい雰囲気を作ってあげることがが何より大切です。

また、練習を始めたことを褒め、手を動かしたことで褒め、拍手やバイバイに似た動きをしたことで褒めるなど、こまめにたくさん褒めてあげることで、赤ちゃんは「あ、褒められた。もっとやろう。」と思い、前向きな気持ちで練習を続けることができるようになります。

赤ちゃんが練習をしぶる時は、赤ちゃんの手や両手を持って拍手やバイバイの動きをさせてみるのも一つの方法ですが、赤ちゃんが嫌がったらすぐに止め、機嫌が直るまでしばらく時間をおいてください。

自閉症スペクトラム障害(発達障害)の赤ちゃんは拍手(パチパチ)・バイバイしない?

自閉症スペクトラム障害(自閉症)や発達障害に関する情報が社会に広まるにつれ、生後1歳を過ぎても赤ちゃんが拍手をしないと「発達障害ではないか。」と心配する親が増えてきました。

「拍手(パチパチ)やバイバイをしないこと」と「自閉症スペクトラム(発達障害)」が結びつけられて考えられるのは、「人のマネをしない」という自閉症スペクトラムの症状と関係していると思われます。

つまり、拍手やバイバイは、赤ちゃんが大人の真似をして覚える動作なので、「拍手しない、バイバイしない=人のマネをしない=自閉症スペクトラムの症状と一致する」と関連付ける人が多いのでしょう。

確かに、自閉症児の生活史を聞くと、赤ちゃんの頃に拍手やバイバイをしなかったというエピソードが登場することはあります。

しかし、拍手をしないだけで自閉症スペクトラムや他の発達障害の診断がつくことはありません。

実際、自閉症スペクトラムが拍手やバイバイをしない原因になっているケースは稀です。

多くの場合、腕の機能に障害があって自由に動かせない、視力が悪くて周りが良く見えず真似がうまくできないなど、身体的な異常が原因になっています。

そのため、生後1歳を過ぎても赤ちゃんが拍手しない場合は、一度小児科を受診させ、赤ちゃんの身体や運動機能の発達をチェックしてもらいましょう。

逆さバイバイ

逆さバイバイとは、手の甲を相手に向けてバイバイすることです。

手の平を相手に向けて行う通常のバイバイとは手の平の向きが「反対=逆さ(逆転、逆手)」なので「逆さ」という名前になっています。

発達障害の子どもの乳児期のエピソードを紐解くと、逆さバイバイをしていたとい話が出てくることがあります。

逆さバイバイだけで発達障害とは言えませんが、特徴の一つとして挙げることはできます。

まとめ

赤ちゃんの拍手(パチパチ)やバイバイは、親の真似をして身につける動きの一つです。

腕の筋肉がつき、身近な人の動きやしぐさに興味を持って真似するようになってから始めるのです。

基本的には赤ちゃんが自然に始めるのを見守ってあげますが、生後1歳頃までに拍手やバイバイが見られない場合は、身体の異常が潜んでいる可能性があるため、小児科でチェックしてもらうことをお勧めします。