形合わせ(はめ込みパズル、型はめ)は、生後1歳前後の子供が大好きなおもちゃ(知育玩具)の一つです。
図形や動物の形をした積み木やブロックを同じ形のくぼみや穴に入れるというシンプルなおもちゃですが、子供にとってはそのシンプルさが病みつきになるものです。
また、形合わせで遊ぶ時は、あれこれ考えながら手先をたくさん使うので、高い知育効果が期待できます。
この記事では、形合わせの概要と対象年齢、遊び方と知育効果について紹介します。
形合わせ(はめ込みパズル)とは
形合わせとは、異なる形をした積み木やブロックを、同じ形をしたくぼみや穴に入れるおもちゃ(知育玩具)です。
例えば、丸い形の積木を丸い穴に入れたり、動物の形をしたブロックを同じ形のくぼみにはめたりします。
いわば、ジグソーパズルの子供版です。
各おもちゃメーカーが、積み木の大きさ、形、色などの異なる商品をたくさん販売しています。
いずれの商品も、子供が興味を持つように積み木がカラフルに塗られていますし、小さな手で掴みやすいようなサイズに加工されています。
形合わせ(はめ込みパズル)の対象年齢
商品の多くは、対象年齢を生後1歳からに設定しています。
ただし、個人差はありますが、生後1歳頃では、まだ積み木を同じ形の穴にうまくはめることは難しいでしょう。
一般的には、〇と△を区別できるようになるのが生後1歳6ヶ月頃、〇、△、▢を区別できるようになるのが生後1歳9ヶ月頃と言われています。
形合わせは、1ピースの大きさが小さくなるほど、形が複雑になるほど、メーカーが設定している対象年齢が上がります。
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形合わせ(はめ込みパズル)の安全基準
商品の多くは、パッケージにSTマーク(日本玩具協会が定めたST基準(=おもちゃの安全基準)の適合検査に合格したおもちゃに付けられる認証マーク)が付いています。
購入前に必ず確認しておきましょう。
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形合わせ(はめ込みパズル)の遊び方と知育効果
形合わせの本来の遊び方は、ある形をした積み木を、同じ形をした穴に入れることです。
単純作業のように見えますが、積み木を型にはめるまでには、多くの動作や認知が含まれています。
- 積み木の位置を目で見て手を伸ばして掴む
- 積木の形を認識する
- 穴の形を認識する
- 積木を穴に押し当てる
- はまらない場合は、向きを変えたり、別の穴を試したりする
- 積木と同じ形をした穴に入れる
積み木が通る穴は1つしかないので、子供は、積み木を掴んで穴に押し当ててみて、はまらなければ隣の穴を試してみるというように、試行錯誤を繰り返しながらピタッとはまる穴を探します。
こうした一連の動作を繰り返すことで、手先が器用になり、目と手を協応させる力が向上しますし、物の形を認識する力や想像力・思考力も育まれていきます。
また、形合わせ本来の遊び方以外にも、積んだり、並べたり、積み木の周りをクレヨンでなったりと、子供の想像力次第で色々な遊び方ができます。
慣れてくると、ボールをコップの中に入れたり、お茶碗を重ねたりというように、身近な物で試すようになり、物の形だけでなく、重さや大小も理解する素地ができていきます。
まとめ
形合わせ(はめこみパズル)について紹介しました。
遊び方は単純ですが、子供が興味を示して積極的に遊びますし、得られる知育効果も大きく、優秀な知育玩具の一つと言えます。
有名なおもちゃメーカーの商品でも5000円前後で購入でき、生後1歳から就学前後まで長く使えるので、コストも低くなっています。
最近は、図形だけでなく、動物や乗り物の形をした形合わせもたくさん販売されているので、赤ちゃんが気に入った商品を選んであげましょう。