知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

赤ちゃん・子どものお着替えはいつから(何歳から)?

お子さんは、いつから自分でお着替えができるようになりましたか?

衣服を着たり脱いだりするのを嫌がるようになったのはいつですか?

自分で服を脱ごうとするようになったのは何歳頃ですか?

着替えは、生まれたての赤ちゃんの頃から亡くなるまで、日々の生活の中で毎日行うことの一つです。

誰もが当たり前のように行っていることですが、子ども自身の成長・発達、パパママや周りの大人の関わり方、家族構成や近隣の環境、保育園や幼稚園に通い始めた時期などにも大きな影響を受けます。

また、着替えの発達具合を見ることで、子どもの成長・発達をうかがい知ることもできます。

この記事では、赤ちゃん・子どもの着替えの発達のうち、乳児期と幼児期の子どもの着替えについて紹介します。

なお、この記事では、着替えの標準的な発達過程や時期を紹介しています。

子どもの成長・発達は遺伝や環境など様々な影響を受け、個人差がとても大きいものなので、あくまで目安だと考えてください。

赤ちゃん・子どもにとっての着替え

毎日のように着替えをする動物は、人以外には見当たりません。

では、なぜ人は着替えをするのかと言えば、まずは、体温を調節したり、外界の刺激から身体を守ったりするためです。

人は、動物のように毛皮や分厚い皮膚がなく、外界の気温や刺激の影響を受けやすいため、着替えによって体温を調節し、刺激から身を守っているのです。

また、衣服によって他人とは違う自分を表現するという側面もありますし、礼服やスーツのように社会から場に即した衣類の着用を要請されている場合もあります。

赤ちゃんや子どもにとっての着替えは、体温調節や身体の保護が主な意義となります。

しかし、年齢を経るにつれて、機能的な側面だけでなく、自己表現のためや社会からの要請による着替えの頻度が増えていきます。

赤ちゃん・子どもの着替えと発達

衣服を着たり脱いだりするには、首や手足などを動かして衣服の中を通す必要があります。

単純な動きに思えるかもしれませんが、自分の手足や身体の大きさや動き方を認識し、衣服の中を通り抜けやすい身体の向きや角度を把握した上で、身体を連動させて動かさなくてはなりません。

また、視覚的に身体と衣服の距離を把握しておかないと、衣服の中にうまく身体を通すことができません。

このように、着替えるためには、自分の身体の特徴を把握し、視空間知覚(空間把握)や身体の各部位の連動した動きを身につけておく必要があり、それゆえに、子どもの着替え方を見ることで、そうした発達の程度を確認することができるのです。

加えて、季節、習慣、場所などに応じて着替えることで、社会性が身についていきます。

生後0ヶ月、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月(首がすわるまでの時期)

赤ちゃんは、気温の変化や肌触りに敏感なので、着替えを嫌がって泣くことが多いものです。

着替えさせる際は、布団の上に衣服を置き、その上に赤ちゃんをあおむけに寝かせて着せていきます。

この時期の赤ちゃんは、腕や足をグッと曲げているのが標準的な姿勢なので、赤ちゃんが嫌がらないように手足を優しく伸ばしながら着せます。

生後4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月(お座りまでの時期)

4ヶ月頃には首がすわり、手足も伸ばしていられるようになるため、袖に手を通すのはやりやすくなります。

ただし、お座りするだけの筋力などはまだなく、着替えさせる時は布団の上に衣服を置いて、その上に赤ちゃんをあおむけに寝かせます。

衣服を脱がせてもらうと喜び、着せようとすると嫌がる赤ちゃんが増えていきます。

生後7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月(お座りが安定する時期)

生後7ヶ月頃には腰がすわり、自力でお座りの姿勢を維持していられるようになるので、お座りした状態で着替えさせることが可能になります。

衣服を脱がしてもらうと喜び、自分で服の紐をほどこうとしたり、足で空を蹴って靴下を脱ごうとしたりすることもあります。

ズリバイやハイハイを覚えてとにかく動き回りたがる時期なので、着替えのために動きを制限されるのを嫌がる赤ちゃんが増えます。

特に、衣服を着せられるのが嫌いな赤ちゃんが多いものです。

おむつを履かせようとすると足で蹴って拒否し、服を着せようとすると手で払いのけて、裸のままハイハイで逃げようとすることも珍しくありません。

身体の発達上は、自分で服の袖に腕を通すことができるようになっていますが、なかなか素直に着てくれません。

生後10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月(つかまり立ちを始める時期)

着替えさせる時の姿勢はお座りが基本になります。

この時期の赤ちゃんは、それまでの着替えの経験から着替え方を学習し、着替えに必要な動きを予測して動くことがあります。

例えば、服を脱がせようとすると両手をバンザイしたり、おむつを替えようとするとお尻をクイッと持ち上げたりします。

一方で、衣類を脱がせると喜び、着せようとすると嫌がる傾向は変わりありません。

服を着せる時の抵抗は強くなり、袖に通した腕を抜いたり、足を曲げてズボンを履くのを拒否したりします。

生後1歳~1歳6ヶ月

子どもは、生後1歳を過ぎると、四つん這い、膝立ち、つかまり立ちなど器用に姿勢を変え、寝返り、ハイハイ、伝い歩きなどであちこち動き回り、一人歩きも覚えていきます。

着替えさせようとしてもジッとしていないので、動こうとする子どもの身体をしっかり押さえて着替えさせる必要があります。

着替えには興味を持っているので、「服を脱ごうね。」と声をかけたり、「今からこの服を着るよ。」と言って服を見せたりすると、自分で脱いだり着たりしようとすることもあります。

着替えさせる時の姿勢はお座りが基本ですが、赤ちゃんが動こうとして転ぶことがあるので、周りに物がない場所で着替えさせましょう。

生後1歳6ヶ月~2歳

生後1歳6ヶ月を過ぎると、多くの子どもが自力で立ち上がって一人歩きを始めます。

それに伴って、着替えさせる時の姿勢も、お座りよりも立位(立った姿勢)の方が多くなります。

何でも自分でやってみたい気持ちが強まってくる時期で、服を着るのも嫌がらず、むしろ自分で服に手や顔を突っ込んだり、足をズボンの中に入れたりします。

袖から腕を出したり、頭がつかえたり、ズボンの片側に両足を入れたりすることが多く、それが間違った着方であることも理解できないので、パパママが優しく教えてあげる必要があります。

服を脱ぐことについては、靴下や手袋は自力で脱ぐことができるようになり、羽織らせた上着やシャツの脱ぎ方も覚えていきます。

ズボンは、腰の辺りを両手で持って押し下げて脱ぐようになりますが、足を上げた際にバランスを崩して転倒することがあるので、注意が必要です。

生後2歳~2歳6ヶ月

子どもは、生後2歳を過ぎる頃にはシャツ、ズボン、靴下、手袋、羽織らせた上着を自分で脱ぐことができるようになります。

また、おむつもズボンと同じ要領で押し下げて脱ぎ、チャック式のジャンバーもチャックを下げて脱ぐことができます。

一方で、服を着るのも一人で頑張ろうとしますが、袖に腕がつかえる、腕を襟ぐりから出す、頭が襟ぐりにつかえる、ズボンの片側に両足を入れるなどの間違いが多く、うまくいかないことに腹を立てて癇癪を起こします。

うまくいかない時にパパママが手伝ってあげると喜びますが、最初からパパママが着替えさせようとすると抵抗することがあります。

生後2歳6ヶ月~3歳

生後2歳6ヶ月を過ぎると、衣服の種類によって時間がかかったり、ぎこちなさが残ったりすることはありますが、たいていの衣服を自分で脱ぐことができます。

また、生後2歳6ヶ月から3歳頃の間には、薄手のシャツやズボン、紙おむつ、靴下を自分で履ける子どもが多くなります。

ただし、一つひとつの動作はぎこちなく、間違った着方もまだまだ多く、うまくいかないと癇癪を起こします。

この時期によくある間違った着方としては、シャツの前後や裏表が逆になる、靴下が裏表や上下が逆になる、帽子の前後が逆になるなどが挙げられます。

タンクトップの場合、腕を通す位置に頭を突っ込むこともあります。

子どもが正しく着替えられるようにするには、衣服を子どもの身体の向きに合わせてそろえてあげることが大切です。

生後3歳~3歳11ヶ月

生後3歳を過ぎた子どもは、衣服のボタンを自分で外して脱ぐことができるようになります。

服を着る時も自分でボタンを掛けるようになりますが、気分によって掛け違えが多くなったり、うまく掛けられなかったりします。

夏場の服ならだいたい自分で着ることができますが、衣服の前後や裏表を間違えることもまだまだ多いものです。

生後4歳~5歳

生後4歳を過ぎると、衣服の前後、裏表、上下を正しく認識・確認して着れるようになり、ボタンの掛け外しも上手になります。

幼児期前期(生後1歳~3歳頃)の子どもは、腰の部分がゴム製のズボンやスカートを着るのがやっとですが、生後4歳以降はチャック式の着方も覚えます。

4歳後半には、堅結びにチャレンジするようになり、4歳終盤から5歳頃には成功するようになっていきます。

脱いで裏返しになった衣服を表向きに直す、脱いだ衣服を洗濯カゴに入れるといった家庭内のマナーを教えると、おおむね守るようになるのもこの時期です。

また、衣服に対する好みが出てきて、パパママが準備した服を着たがらなくなったり、ヒーローものやアイドルなどの服装を着たがったりする子ども出てきます。

着替えが苦手な子どももいる

着替えが苦手な子どもも一定数います。

運動機能の発達に遅れがある、身体に障害がある、着替えること自体が嫌い、衣類の肌触りが苦手など理由は様々です。

子どもが着替えを嫌がったときは、子どもの様子を慎重に観察して原因を探り、気になる場合は病院や子育て相談センターなどに相談してみましょう。

表面上は問題がなくても、検査などをしてみると問題が見つかることもあります。

着替えは、毎日の生活の中で欠かせない行動なので、苦手なママでは生活に支障が出てしまいますし、保育所や幼稚園、学校に通い始めると、着替えができないことで周囲から浮いてしまうことにもなりかねません。

そのため、親としては、子どもの苦手さに寄り添いつつ、子どもが自発的に着替えに取り組み、着替えることができるようになるようサポートしてあげる必要があります。

まとめ

乳児期の赤ちゃんと幼児期の子どもの着替えの発達に関するもので、今回の記事では特に幼児期の着替えを紹介しました。

乳児期の赤ちゃんのうちは、パパママに着替えさせてもらっていたものが、幼児期に入ると、子どもが自分で着替えられるようになっていきます。

年齢や月齢を経るにつれて、着脱できる衣服の種類が増え、着替え方もスムースになっていくので、パパママとしては子供の成長を目の当たりにすることができるでしょう。

一方で、いつまで経っても着替えがうまくできない場合は、病気や障害が原因となっている場合があるので、違和感を抱いた時点で小児科に相談し、必要に応じて子どもに治療を受けさせてあげましょう。

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