知育ノート

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さんきゅうパパプロジェクトとは?さんきゅうパパ準備BOOKの内容は?

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さんきゅうパパプロジェクトを知っていますか。

「積極的に子育てに関わりたい」、「パパが育児に関わることで子どもに良い影響を与える」、「家事育児はパパとママが協力して行うのが当然」などと考えるパパは少なくありませんし、仕事一辺倒ではなく、ワークライフバランスを意識したライフプランを思い描くパパも増加傾向にあります。

しかし、日本人男性が家事育児に関わる時間は諸外国と比べて極端に短いのが現状です。

また、育児休業、子の看護休暇、パパ・ママ育休プラス、パパ休暇など男性の育児参加を促進するための制度がいくつも設けられてはいますが、育児参加制度を利用する男性はごくわずかです。

こうした状況で内閣府が打ち出したのが、さんきゅうパパプロジェクトです。

この記事では、さんきゅうパパプロジェクトの概要、パパが産休を取得する意味、取得する時期、さんきゅうパパ準備BOOKについて解説します。

さんきゅうパパプロジェクトとは

さんきゅうパパプロジェクトとは、ママのの出産後に休暇を取得するパパを増やそうという内閣府のプロジェクトです。

さんきゅうパパプロジェクトでは、たとえ半日や1日であっても、ママの出産後にパパが休暇を取得して家事育児に協力することを推進しています。

「短時間の休暇なんて大した意味はない。」と思うかもしれません。

しかし、さんきゅうパパプロジェクトでは、短時間でも家事育児のために休暇を取得することが働き方を見直すきっかけになり、ひいては積極的に家事育児に参加することにつながるという考えに基づいて、まずはママの出産後にパパが休暇を取得することを目指しています。

さんきゅうパパとは

さんきゅうパパとは、ママの出産後すぐに休暇を取得するパパのことです。

さんきゅうパパの「さんきゅう」は、「産休」と「サンキュー(thank you)」の意味が込められています。

つまり、ママの出産後にパパが休暇を取得する(産休)ことにより、子どもを産んでくれたママと生まれてきてくれた子どもに感謝(thank you)をするということです。

さんきゅうパパプロジェクトの目標

さんきゅうパパプロジェクトの目標は、2015年3月20日に閣議決定された「少子化社会対策大綱」で掲げられた、ママの出産から2か月以内におけるパパの休暇取得率を80%にすることです。

ママの出産から2ヶ月以内に半日または1日以上の休暇を取得するパパを増やすことが目標であり、取得する休暇については、年次有給休暇、特別休暇、育児休業など種類は定められていません。

さんきゅうパパプロジェクトのロゴマーク

さんきゅうパパプロジェクトのロゴマークは、内閣府のウェブサイトで公開されています。

パパが休暇を取得することで、子どもを産んでくれたママに感謝し、生まれてきてくれた子どもにも感謝しようというメッセージが込められています。

ママの出産後すぐにパパが休暇を取得することが当然の社会にしていくには、プロジェクトに賛同する企業、団体、個人が欠かせません。

内閣府は、プロジェクトに賛同することと、使用規約に従うことを条件として、誰でもロゴマークを自由に使うことができるとしています。

引用:さんきゅうパパプロジェクトロゴマークダウンロード-少子化対策-内閣府

パパの産休(ママの出産後すぐの休暇取得)取得の意味

出産をしたママは、心も体も疲れ切った状態です。

子ども一人を出産するには想像を絶するエネルギーと体力を使いますし、出産後はホルモンバランスが急激に変化して精神的に不安定になりやすいもので、本来は、出産から1、2ヶ月は落ち着いた環境でゆったりと過ごすことが求められます。

出産前に働いていた女性は、弄像基準法の規定により「出産の翌日から8週間」の産後休業を取得できますが、これは出産による疲れをいやすための休業、つまり母体保護のための休業期間です。

しかし、出産から1週間(帝王切開の場合は10日程度)もすれば退院させられ、心身の疲れが回復しないまま自宅に戻って、24時間体制で子どものお世話をしなければならなくなります。

各家族化が進んだ現代の日本において、ママの家事育児の負担を軽減するとともに、出産による心身の疲れを癒す時間を確保してあげられるのは、パパです。

ママの出産後にパパが産休を取得し、ママの気持ちに寄り添い、家事育児を自発的に行ってママをサポートすることで、ママの心や身体の負担を軽くすることができるものです。

また、短時間でも家事育児の大変さを体感することで、パパ自身がママの大変さに目を向けたり、ワークライフバランスを意識して生活を見直したりするきっかけになります。

そして、夫婦が協力して家事育児に取り組み、夫婦円満、家庭円満につながっていきます。

パパが産休を取得する時期

パパが産休を取得する時期について、法律などに規定はありませんが、以下のような時期に産休を取得するパパが多くなっています。

  • ママが出産した日
  • ママが退院する日
  • 出生届を提出する日
  • 健診の日(子どもの1ヶ月健診、ママの産後健診

ママが出産した日

ママは、出産という大きな仕事を成し遂げて、心も体も疲れ切った状態です。

身体の処置は医師がしてくれますが、心のケアには、パパが寄り添ってねぎらいと感謝の言葉をかけてあげることが欠かせません。

また、生まれた子どもを見てパパが嬉しそうにしたり、パパが子どもを抱き上げたりするのを見ることでも、ママは気持ちを落ち着けることができます。

病室に戻った後も、面会終了時刻が来るまでママと一緒に過ごしてあげましょう。

ママが退院する日

ママが退院して自宅に戻る日は、ママと子どもを病院まで迎えに行き、家まで連れ帰ってあげましょう。

帰宅後、ママは自分の身の回りのことや子どものお世話で手一杯になるので、率先して家事をこなし、オムツ交換や寝かしつけなども自発的に行うことが大切です。

自宅までは連れ帰ったけれど、家事育児をママに任せきりにしてしまうと、休暇を取得しなかった場合と同じかそれ以上にママの怒りや不満を買ってしまいます。

出生届を提出する日

出生届は、子どもが生まれた日を含めて14日以内に、出産に立ち会った医師や助産師が作成する出生証明書を添付して、出生地の市区町村役場へ届け出る必要があります。

出産から1ヶ月程度は、ママは病院や自宅で安静に過ごすことが望ましいので、パパが出生届を提出し、出産に関するその他の手続も休暇を取得して行うことが望ましいです。

健診の日(子どもの1ヶ月健診、ママの産後健診)

ママと子どもは、出産から約1か月後に病院で健診を受け、赤ちゃんの成長や健康状態、ママの身体の回復具合を確認してもらいます。

パパも休暇を取得し、健診に同行してママや子どもの状態を正確に把握しておきましょう。

なお、退院した日から1ヶ月健診までは母子ともに自宅で安静に過ごすことが望ましいとされており、健診の日に初めて子どもを連れて外出するということも珍しくありません。

そのため、ママの安心や母子の安全の観点からも、パパが健診に同行することは大切です。

さんきゅうパパ準備BOOKとは

さんきゅうパパ準備BOOKとは、さんきゅうパパプロジェクトの一環として内閣府が発行している父子手帳(パパの育児参加を促す目的で発行・配布されている冊子)です。

さんきゅうパパ準備BOOKという名称のとおり、妊娠・出産・育児の基礎知識、産前・産後のママをサポートする方法、育児に関する休暇制度、ママの産後に休暇を取得したパパの体験談などが掲載されています。

さんきゅうパパ準備BOOKは、内閣府のウェブサイトからダウンロードできるようになっています。

さんきゅうパパプロジェクト準備BOOK改訂版(平成29年)-少子化対策-内閣府

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www.chiikunote.com

まとめ

さんきゅうパパプロジェクトは、出産直後のママが大変な時期に、パパが休暇を取得してママをサポートすることを推進するプロジェクトです。

多忙で育児休業など考えることもできないと主張する人でも、出産直後の数日間程度であれば家庭に目を向け、出産で疲弊したママをサポートしてあげることはできるはずです。

できることなら、事前にさんきゅうパパ準備BOOKを読み、出産後にできるサポートを考えておきましょう。