知育ノート

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乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?前兆、原因、予防法は?添い寝はダメ?

約10ヶ月間もお腹の中で育み、つらい出産を経て生まれてきた赤ちゃんが、ある日突然息を引き取ることがあります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼ばれる病気で、幸せに満ちた家庭が一転、絶望と悲しみ一色に染まります。

乳幼児突然死症候群は、100%防ぐ方法は見つかっていませんが、リスクが高い時期や対策が知られるようになってきたので、親としては早めに把握しておきたいところです。

この記事では、乳幼児突然死症候群とはどのような病気か、リスクが高い時期と発症率、原因や対策について紹介します。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

健康状態に目立った問題のなかった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく、眠っている間に突然亡くなってしまう病気のことを乳幼児突然死症候群疾患といいます。

家庭の経済水準、虐待の有無、育児方法などが原因だと言われることがありますが、これらとは何ら関係がありません。

英語表記の「Sudden Infant Death Syndrome」の頭文字を並べて、SIDSと呼ばれています。

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高い時期と発症率

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高い時期と発症率について確認しておきます。

いつから

乳幼児突然死症候群(SIDS)で赤ちゃんが亡くなるリスクは、生後2ヶ月頃から高くなります。

いつまで

乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなるリスクは、2歳半前後まであります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなる確率

日本人の赤ちゃんが乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなる確率は、6000~7000人に1人と推定されています。

特に亡くなる確率が高いのは、生後2ヶ月~生後6ヶ月頃です。

亡くなる確率が高い月齢(年齢)は、次のとおりです。

  1. 生後2ヶ月~生後3ヶ月
  2. 生後4ヶ月~生後6ヶ月
  3. 生後7ヶ月~生後9ヶ月
  4. 生後0ヶ月(新生児期)~生後1ヶ月
  5. 生後10ヶ月~生後12ヶ月
  6. 生後1歳~生後2歳

日本では、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなる赤ちゃんは年々減っていますが、それでも乳児の死亡原因の第3位になっています。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因

原因は、いくつかの有力な説がありますが、はっきりとは分かっていません。

しかし、日本では、平成9年度厚生省心身障害研究「乳幼児脂肪の防止に関する研究」において、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク要因が以下のとおり挙げられています。

  • 男の子
  • 早産児
  • 低体重出生児
  • 冬季
  • 早朝から午前中にかけての時間帯
  • うつぶせ寝
  • お父さんお母さんの喫煙
  • ミルクを飲んでいる

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを低くするための対策

次の内容は、いずれも乳幼児突然死症候群(SIDS)の直接の原因だと断定されてはいません。

しかし、リスクの一つとして指摘されている内容なので、注意しましょう。

一人で寝かせるときはうつぶせ寝させない

赤ちゃんをうつぶせに寝かせたときの方が、あお向けに寝かせたときよりも、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなるリスクが高いという研究結果があります。

うつぶせ寝と乳幼児突然死症候群(SIDS)の因果関係が特定されたわけではないのですが、医師からうつぶせ寝を勧められている赤ちゃん以外は、あお向けに寝かせるようにしましょう。

赤ちゃんをうつぶせに寝かせるのは、赤ちゃんの寝息や表情を確認できる時間帯だけにして、赤ちゃんから離れるときはあお向けに戻しましょう。

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添い寝しない

お父さんお母さんが起きて赤ちゃんのそばにいることは何も問題ありません。

しかし、一緒に寝てしまうと、赤ちゃんに覆いかぶさったり、腕の重みで赤ちゃんの胸部を圧迫したり、肘を赤ちゃんにぶつけてしまったりするなど、無意識のうちに赤ちゃんに危害を加えてしまう危険があります。

最近の欧米の研究では、添い寝を乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクと捉えるものがあります。

喫煙しない

お父さんお母さんが喫煙する家庭の赤ちゃんの方が、喫煙しない家庭の赤ちゃんよりも、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなる確率が約4.7倍高いという報告があります。

また、妊娠中の女性が喫煙すると、おなかの赤ちゃんの体重増加や、呼吸中枢に悪影響を与えることは、多くの研究で明らかになっています。

さらに、妊娠中の女性や赤ちゃんのそばで喫煙しても、赤ちゃんに影響します。

その他

人工乳(粉ミルク)を飲んでいる赤ちゃんは、母乳のみを飲んでいる赤ちゃんに比べて乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなる確率が高いという研究結果があります。

しかし、ミルクを飲ませることが乳幼児突然死症候群(SIDS)を引き起こすわけではないので、必要以上に心配する必要はありません。

赤ちゃんがおなかを空かせるたびに授乳する体力があり、母乳が十分出ていて、赤ちゃんの体重が順調に増加している場合は、ミルクを控えてもいいでしょう。

まとめ

乳幼児突然死症候群は、乳児期の赤ちゃんを急に襲う本当に怖い症状ですが、リスクを抑える対策は明らかになりつつあります。

親として、できるだけリスクを抑える対策を講じ、赤ちゃんを見守ってあげましょう。