知育ノート

赤ちゃん、幼児、子供の力を伸ばす知育、知育玩具、関わり方やそれらに関する知識を紹介しています。

添い乳のやり方は?病気しやすい、歯並びが悪くなる、鼻づまりが起こるのは本当?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

添い乳は、お母さんの授乳の負担を軽減させる方法であり、また、赤ちゃんを寝かしつける方法でもあります。

昔から多くの家庭で実践されており、多くの親がその効果を実感していますが、一方で、添い乳のリスクを指摘する声も少なくありません。

例えば、「添い乳は病気のリスクが高くなる。」、「死亡事故につながる。」、「添い乳すると歯並びが悪くなる。」といったもので、こうした声の影響を受け、添い乳に消極的になるお母さんも増えてきています。

実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、添い乳の具体的なやり方と、添い乳のリスクについて紹介します。

添い乳とは

添い乳とは、お母さんが赤ちゃんの隣に添い寝しながら授乳することです。

布団の上に赤ちゃんを寝かせ、その横にお母さんが寝転んで赤ちゃんにおっぱいをくわえさせて授乳します。

添い乳は、①授乳の負担を軽減させる効果と、②赤ちゃんを寝かしつける効果があり、昔から子育ての中で実践されてきました。

添い乳のメリット1:授乳の負担を軽減させる

添い乳は、赤ちゃんを抱きかかえる必要がなく、お母さんの身体にかかる負担が少なくて済みます。

赤ちゃんが低月齢のうちは数時間おきに授乳する必要があり、毎回抱っこしていると腕や身体がしんどくなりますし、寝不足で体力も奪われてしまいますが、1日の授乳の数回だけでも添い乳に切り替えることで、身体の負担を軽減することができます。

添い乳のメリット2:赤ちゃんを寝かしつける

添い乳をすると、赤ちゃんは母乳を飲みながらウトウトしはじめ、そのまま寝ます。

つまり、授乳と寝かしつけを同時に行うことができるのです。

また、赤ちゃんが寝た後に態勢を変える必要がなく、「長時間抱っこしてようやく寝かしつけたのに、布団に寝かせた途端に泣き出した。」という背中スイッチ問題も起こりません。

添い乳はいつから

添い乳は、赤ちゃんが新生児の頃から行うことができます。

赤ちゃんが生まれたての頃は、数時間おきに授乳しなくてはならない上に1回あたりの授乳時間も長く、授乳の負担は相当なものなので、添い乳はお母さんにとって大きな助けになるはずです。

ただし、新生児期の赤ちゃんは、哺乳反射という原始反射によって母乳を飲むものの、慣れていなくてうまく飲めませんし、初産の場合はお母さん自身が添い乳に慣れていないため、苦労することもあるでしょう。

こうした苦労はどのお母さんでも通る道で、経験を積んで慣れるしかないところがあるので、諦めずに続けることが何より大切です。

添い乳のやり方

添い乳は、「お母さんの負担が少なく、赤ちゃんが母乳を飲みやすいように。」という大原則に基づいて、お母さんが自分や赤ちゃんに合ったやり方を見つけ出せば良いものです。

ただし、いきなり独自のやり方を探すのは大変なので、一般的なやり方を紹介します。

添い乳のやり方1:赤ちゃんを布団に寝かせ、赤ちゃんの隣に横向きに寝転ぶ

まず、赤ちゃんを布団に寝かせ、赤ちゃんの隣に横向きに寝転びます。

普段、ベビーベッドを使用している場合でも、ベッドで添い乳をするのは難しいので布団に寝かせます。

タオルケットやカーペットの上でも構いませんが、赤ちゃんの身体が冷えるといけないので、フローリングや畳の上に直に寝かせるのは避けましょう。

添い乳のやり方2:お母さんの腕(身体の下側にくる腕)は、バンザイして肘を曲げ、枕の下に入れる

お母さんの腕(身体の下側にくる腕)は、身体の下に入れたままだとしびれたり痛くなったりするので、バンザイして肘を曲げ、枕の下に入れておくと楽です。

ただし、頭の下に腕を敷くと、かえってしびれや痛みを感じることがあるので注意してください。

添い乳のやり方3:赤ちゃんの身体を横向きにして、お母さんの身体に密着させる

赤ちゃんの身体を横向きにし、おっぱいを口にくわえられる位置まで引き寄せます。

最初にくわえさせるのは、身体の下側のおっぱいです。

頭の向きだけを変えると赤ちゃんの首に負担がかかるので、必ず身体ごと横に向け、引き寄せてお母さんの身体に密着させましょう。

添い乳のやり方4:赤ちゃんの頭の下にタオルなどを敷き、頭の位置をおっぱいをくわえやすいよう調節する

おっぱいの位置と赤ちゃんの頭の位置がずれている場合は、赤ちゃんの頭の下にタオルなどを敷いて調節します。

お母さんが身体の向きを調節しても良いのですが、おっぱいをチェンジする時(添い乳のやり方・方法8)に身体の向きを変えることになるので、ここで身体の向きを変えると後々しんどくなってしまう可能性があり、おすすめできません。

添い乳のやり方5:お母さんの腕(身体の上側にくる腕)で、赤ちゃんがくわえやすいようおっぱいの位置を調節する

おっぱいの位置と赤ちゃんの頭の位置がぴったり合うことはなかなかないので、最後は腕でおっぱいの位置を微調整して赤ちゃんの口にくわえさせてあげます。

生後3ヶ月頃までは、哺乳反射が機能しており、赤ちゃんの唇やその周辺におっぱいを触れさせると、自動的におっぱいに吸い付いてきます。

その後は、視力が向上している上に授乳方法も学習しているため、おっぱいが近くに来ると自分で頭を近づけておっぱいに吸い付くようになります。

添い乳のやり方6:授乳中は、お母さんの腕(身体の上側にくる腕)で、赤ちゃんの首元や背中を支える

添い乳をしている間は、腕で赤ちゃんの首元や背中をしっかり支えてあげましょう。

特に、首すわりが未了の赤ちゃんの場合、ちょっとした動きで首が後ろに垂れてしまうので、注意しておく必要があります。

腕で赤ちゃんを支えることは、スムースに授乳できるというだけでなく、赤ちゃんに安心感を与えるという意味でも重要です。

添い乳のやり方7:お母さんが、赤ちゃんに覆いかぶさるように身体を傾け、もう一方のおっぱいを赤ちゃんにくわえさせる

最後に、おっぱいのチェンジについてです。

手でおっぱいを掴んで赤ちゃんの口からゆっくり引き抜き、赤ちゃんに覆いかぶさるように身体を傾けて、もう一方のおっぱいをくわえさせます。

覆いかぶさり過ぎて赤ちゃんの顔を圧迫しないよう注意してください。

慣れないうちは、赤ちゃんを反対向きに寝かせ、お母さんも反対側に移動して添い乳しても良いでしょう。

添い乳すると病気や虫歯になりやすい?

添い乳は、授乳負担の軽減と、赤ちゃんの寝かしつけという大きなメリットを持っている一方で、デメリットも指摘されています。

添い乳のデメリットとして指摘されている内容について、確認しておきましょう。

添い乳のデメリット1:窒息

添い乳の最大のデメリットは、窒息のリスクです。

授乳中にお母さんが寝てしまい、赤ちゃんの上に覆いかぶさってしまったり、赤ちゃんの顔がおっぱいに埋もれてしまったりして窒息するケースがあります。

首すわり前の赤ちゃんの場合は、自分で頭の向きを変えることが難しいので、特に、窒息のリスクが高くなっています。

添い乳のデメリット2:母乳を吐く

通常、添い乳をする場合は授乳しながら赤ちゃんを寝かしつけます。

そのため、授乳後にげっぷをさせないお母さんが多くなっています。

しかし、新生児の場合、母乳と一緒にたくさんの空気を飲み込んでおり、それをうまく吐き出すことができないため、飲み込んだ空気が胃に溜まって不快感を感じたり、母乳を吐いたりすることがあります。

授乳後に赤ちゃんを起こしてゲップさせることで問題は解消しますが、添い乳の寝かしつけの効果は失われることになります。

添い乳のデメリット3:虫歯

乳歯が生え始めた後の赤ちゃんを添い乳で寝かしつけると、寝る前の歯磨きをする機会がないため、虫歯のリスクを高めることになります。

乳歯はいずれ抜け落ちて永久歯に生え変わりますが、乳歯が虫歯になると永久歯に虫歯菌が移ってしまうリスクが高まります。

添い乳のデメリット4:中耳炎、鼻づまり

低月齢の赤ちゃんは、母乳をうまく飲み込むことができませんし、一旦は飲みこんだ母乳を吐きだすことも少なくありません。

そうした母乳が耳の中や鼻の中に流れ込むと、中耳炎や鼻づまりを引き起こすことがあります。

添い乳は赤ちゃんの顔を横に向けているので、通常の授乳よりも母乳が耳や鼻に流れ込むリスクが高くなるのです。

添い乳のデメリット5:乳腺炎

添い乳は、赤ちゃんだけでなくお母さんにもデメリットがあります。

乳腺炎です。

添い乳は、横向きの角度からのみ授乳するので、おっぱい全体から母乳を飲むことが少なくなりますし、一方のおっぱいのみで授乳を終えてしまうことも多いため、飲み残した母乳が詰まって乳腺炎になるリスクが高くなります。

その他

添い乳をすると、歯並びが悪くなるという指摘があります。

赤ちゃんが同じ方向ばかり向いていることなどを理由にしているようですが、根拠を示した研究結果は見当たりません。

まとめ

添い乳は、授乳負担の軽減と赤ちゃんの寝かしつけという大きなメリットがある一方で、窒息、虫歯、乳腺炎など母子の健康を害するデメリットも指摘されています。

添い乳について小児科の医師や保健センターの保健師に相談しても、回答はバラバラで参考になりません。

そのため、添い乳をするかどうかは、お母さんの子育ての負担感やお父さんや家族の子育て関与の程度を踏まえ、夫婦で話し合った上で決めるようにしましょう。