知育ノート

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トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる時の対応は?

トイレトレーニングは、オムツを履いていた子どもが、トイレで排泄できるようになるためのトレーニングです。

トイレで排泄することは、大人にとっては当たり前のことですが、子どもにとってはなかなか大変なことで、長い期間をかけてトレーニングする必要があります。

中にはトイレトレーニングを嫌がる子どももいて、パパママが思うようにトレーニングが進まないこともあります。

しかし、事情をよく聞いてみると、たいていは子どもではなくパパママ側に原因があり、また、少しトレーニングの方法を変えるだけで改善されることが多いものです。

この記事では、トイレトレーニングの概要、いつから始めるか、やり方や進め方のコツ、トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる原因と対応について紹介します。

トイレトレーニングとは

トイレトレーニングとは、子どもが、おしっこやうんちをオムツではなくトイレでできるようになるよう練習することです。

トイレトレーニングは、トイレットトレーニング、おむつはずし、おむつはずれと呼ばれており、最近は、おむつはずしやおむつはずれが使われる機会が増えています。

「トイレで排泄すること」は、大人にとっては当たり前のことですが、ずっとオムツを履いていた子どもにとってはそうはいきません。

まず、トイレトレーニング前の子どもは、おしっこやうんちは「トイレで出すもの」ということを理解していません。

また、おしっこやうんちは「自然に出る」ものなので、「出したい」、「出そう」という感覚がなかなか掴めませんし、トイレに行くまで我慢することも難しいものです。

トイレトレーニングはいつから

では、トイレトレーニングはいつから始めるのが良いのでしょうか。

トイレの自立までの流れ

例えば、おしっこの場合、オムツを履いている状態からトイレの自立までのおおまかな流れは、以下のとおりです。

  1. 膀胱に尿が溜まっているのを感じるようになる
  2. おしっこはトイレでするものだと理解する
  3. トイレに行くまでおしっこを我慢できるようになる

つまり、トイレの自立には、学習(おしっこはトイレでするものだと理解すること)と排尿機能の成熟(尿意を感じ、トイレまでおしっこを我慢する機能)の両方が必要なのです。

そのため、トイレトレーニングは、子どもの排尿機能が成熟した後に始める必要があります。

一時期、早めのトイレトレーニングが推奨されましたが、子どもの排尿機能が成熟する前にトレーニングを始めてもうまくいきませんし、パパママはイライラし、子どもは挫折感や無力感を抱き、トイレを嫌がるようになることもあります。

うんちの場合も、おしっこと同じことが言えます。

トイレトレーニングはいつから(年齢・月齢)

トイレトレーニングを始める時期は、生後1歳6ヶ月~2歳6ヶ月頃が一般的です。

個人差はありますが、生後1歳6ヶ月~2歳頃には、一人歩きできるようになり、トイレまで歩いていけるようになります。

また、パパママが「おしっこやうんちはトイレでするもの」だと教えてあげると、それを理解しますし、尿意や便意を感じ、少しの時間なら我慢することができるようにもなります。

トイレトレーニングはいつから(季節)

トイレトレーニングをいつから始める時期は、春から夏にかけてが多くなっています。

トイレに失敗してトレーニングパンツや衣服を濡らしても着替えやすく、洗濯物も乾きやすいからです。

また、温かい季節は子どもがたくさん汗をかいておしっこの間隔が長くなるため、トイレトレーニングにかけるパパママの負担も少なくて済むことも理由として挙げられます。

トイレトレーニングのやり方

トイレトレーニングのやり方は、家庭の方針や子どもの性格や能力などによって様々ですが、ここでは一般的なやり方について紹介します。

トイレトレーニングのやり方1:「おしっこ」、「うんち」の意味と感覚を覚えさせる

子どものオムツ交換をする時に、「おしっこがいっぱい出て気持ちよかったね~」、「うんちが出てすっきりしたね~」などと声をかけ、おしっことうんちの意味や出た時の感覚を覚えさせます。

「おしっこ出たね~」、「すっきりしたね~」だけでも問題はありませんが、言葉の意味と身体の感覚を結び付けさせるには、「おしっこ(言葉)がいっぱい出て気持ち良かったね~(身体の感覚)」の方が効果的です。

トイレトレーニングのやり方2:トイレに興味を持たせる

パパママがトイレに行く時に、「今からトイレに行くよ~」などと声をかけ、パパママがトイレで用を足す姿を見せてあげましょう。

子どもは、パパママがすることに何でも興味を持ち、自分もやってみたくなるものなので、トイレにも興味を持ってくれます。

子どもが便座に座りたがったら座らせてやり、おしっこの真似をしたがったら便座の前に立たせてあげて、「おしっこはこうやるんだよ~」などと教えてあげるのも効果的です。

トイレトレーニングのやり方3:トイレに誘う

子どもが「おしっこ出た」などと言えるようになったら(おしっこやうんちの意味と感覚を理解したら)、トイレに誘い始めましょう。

朝起きた時、朝食後、お出かけの前後、お昼寝の前後、夕食後、寝る前など、節目節目でトイレに誘い、実際にトイレに行って便座に座らせてみます。

おしっこやうんちが出るかどうかは問題ではなく、トイレへ行く習慣を身につけさせるためのトレーニングです。

一日に何度もトイレへ誘ううちに、偶然、トイレへ行った時におしっこやうんちが出るという体験をすると、徐々にトイレで出すことに慣れていきます。

子どもがトイレでおしっこやうんちを出したら、少し大げさなくらい褒めてあげましょう。

トイレトレーニングのやり方4:トレーニングパンツを履いて過ごさせる

おしっこやうんちをトイレで出せる回数が増えてきたら、トレーニングパンツの出番です。

トレーニングパンツに切り替える目安としては、3回に1回くらいトイレでおしっこができるようになった頃です。

まずは日中のお昼寝以外の時間帯にトレーニングパンツで過ごさせてみて、少しずつお昼寝時間もそのまま過ごさせるようにします。

なお、履き始めの頃は、オムツとの感触の違いを嫌がる子どもが多いものですが、嫌がったら脱がせてやり、履くことを強要しないようにしましょう。

子どもがトレーニングパンツを嫌がらなくなるきっかけは様々ですが、同年代の子どもが嫌がらずに履いているのを見せると嫌がらなくなることが多いです。

トイレトレーニングのやり方5:子どもに自分で「おしっこ」、「うんち」、「トイレ」と言わせる

トイレでおしっこやうんちをすることに慣れてきたら、子どもが自分からトイレへ行きたいと言えるように促します。

子どもがおしっこを我慢するようなそぶりを見せたら、「おしっこ出そう?」ではなく、「どうしたの?」と声をかけ、子どもが自分で「おしっこ」と言わせます。

トイレトレーニングの進め方のコツ

パパママとしては、子どもには早いうちから「トイレの自立」をさせたいと思うものです。

毎回のようにおむつを交換せずに済むため負担が軽くなりますし、保育所などでトイレの自立が完了した子どもを見て引け目を感じることもないからです。

しかし、トイレトレーニングで一番大切なことは、「尿意や便意を感じた子どもが、自発的にトイレでおしっこやうんちをしたがるようになること。」です。

パパママが強制しても子どもは嫌がるだけですし、排尿・排便機能が未熟なうちにトレーニングさせても効果はなく、むしろ、子どもがトイレを嫌いになって、トイレの自立を遅らせてしまうことになります。

そのため、子どもが自発的にトイレトレーニングをしてくれるようになるためのコツを挙げておきます。

褒める(叱らない)

子どもにとって、「できなかったことをできるようにする」ためのトレーニングです。

スポーツに例えると、野球少年が技術や体力を伸ばすためのトレーニングではなく、野球を始めたての子どもがルールや基礎的な動きを覚えるためのトレーニングです。

そのため、パパママは、「失敗して当たり前」、「成功するのはすごいこと」だと認識しておくことが大切で、子どもが成功したら大げさなくらい褒め、失敗しても叱らないであげましょう。

トイレを子どもが楽しめる空間にする

子どもは、楽しい空間が大好きです。

トイレ内に、子どもが好きなおもちゃ、シール、絵本などを用意し、子どもが自発的に入りたいと思える空間にリフォームしてあげましょう。

自主性を尊重する

トイレトレーニングは、一朝一夕で完了するものではなく、長い期間をかけて少しずつこなしていくものです。

パパママとしては、子どもの頑張りを見守りながら、必要に応じたサポートをしてあげましょう。

トイレトレーニングを始める頃の子どもは、能力に関わらず何でも自分でやろうとし、たくさん失敗を積み重ねることで成長していきます。

トイレトレーニングにおいても、パパママからすると「まだ早い」、「絶対に失敗する」と思うようなことを自分でやろうとし、たいていは失敗します。

しかし、自分でやろうとすることや、失敗することが子どもにとって財産になるので、後片付けの手間がかかり、イライラもするかもしれませんが、できるだけ子どもの自主性を尊重してあげましょう。

トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる原因

トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる主な原因は、以下のとおりです。

  • 尿意や便意に気づかない
  • 膀胱が小さく、尿意を感じてからトイレへ行くまでおしっこを我慢できない
  • 「おしっこ」、「うんち」、「トイレ」などの意味を理解していない
  • トイレに行くのが面倒くさい
  • トイレが楽しくない
  • パパママの言うことを聞くのが嫌
  • 遊びに夢中になっていて尿意や便意に気づかない
  • 尿意や便意に気づいているけれど、遊びを中断したくない
  • 失敗すると怒られると思っている

これらの原因は、トレーニングの時期の問題と、トレーニングのやり方の問題に分けることができます。

トレーニングの時期の問題

トイレトレーニングを始めるには、子どもがトイレに関する単語やパパママの指示の意味を理解するとともに、トイレで用を足せるだけの排尿・排便機能が成熟している必要があります。

一般的に、トイレに関する単語が理解できるようになるのが生後1歳以降、パパママの指示の意味を理解できるようになるのが生後1歳6ヶ月頃です。

また、排尿・排便機能(尿意や便意を感じる、おしっこやうんちを我慢するなど)が成熟するのが生後1歳6ヶ月~2歳頃です。

(※あくまで一般的な時期です。個人差が大きいため、子ども一人ひとりの様子を慎重に観察して判断する必要があります。)

つまり、これらの時期より早くトイレットトレーニングを始めても、子どもは言葉や指示の意味を理解できず、トイレで用を足すだけの機能も備わっていないため、当然にトレーニングはうまくいきません。

上に挙げた原因のうち、「尿意や便意に気づかない」、「膀胱が小さく、尿意を感じてからトイレまでおしっこを我慢できない」、「おしっこなどの言葉の意味を理解していない」は、トレーニングを始めるのが早すぎるため、トレーニングが進まないのです。

トレーニングの時期が原因の場合、子どもがトレーニングできる状態になるまで中断することになります。

無理にトレーニングを続けてしまうと、子どもは、失敗体験を積み重ねて挫折感や無力感を味わって自尊心を低下させますし、トイレへ行くことを嫌がるようになることもあります。

また、パパママも「どうして失敗ばかりするのだろう。」などとイライラやストレスを抱えることになります。

トレーニングのやり方の問題

上に挙げた原因のうち、「トイレに行くのが面倒くさい」、「トイレが楽しくない」、「パパママの言うことを聞くのが嫌」、「遊びに夢中になっていて尿意や便意に気づかない」、「尿意や便意に気づいているけれど、遊びを中断したくない」、「失敗すると怒られると思っている」については、トレーニングのやり方の問題です。

パパママがトレーニングのやり方を変えることで、劇的に改善されることはなくても、少しずつでもトレーニングが進むようになるはずです。

トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる時の対応

トイレトレーニングが進まない、子どもが嫌がる時の主な対応は、以下のとおりです。

トイレを楽しい空間にする

子どもがトイレに行くのを嫌がる場合、トイレに行くのが面倒くさい、トイレが楽しくないと感じている可能性があります。

幼児期の子どもは、何事も「快か不快か」、「楽しいか楽しくないか」などで判断します。

そのため、トイレが殺風景で、用を足す以外何の楽しみもない場所だと、行きたがらなくなります。

子どものトイレ嫌いを解消するには、トイレのリフォームが効果を発揮します。

好きなおもちゃを置き、壁にシールやポスターを貼り、楽しい音楽を流すなど、子どもが楽しく過ごせる空間を演出してあげましょう。

自分でトイレに行くよう促す

トイレトレーニングを始める頃の子どもは、いわゆる「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」と呼ばれるように、親の言うことは何でも「イヤ」と言って従わず、自分の思い通りにやろうとします。

親がトイレで用を足すよう勧めても、なかなか言うことを聞いてくれません。

そのため、トイレトレーニングを進めるには、子どもに「パパママに言われたからではなく、子ども自身の意思でトイレへ行った。」と思わせることが大切です。

「トイレへ行きなさい」ではなく、「自分でトイレに行けるんだよね~(煽る)」、「トイレに行ったら一緒に遊ぼうね(ご褒美)」、「オムツにおしっこすると交換したりお尻拭いたりするのに時間がかかるよ(不利益)」などと声をかけるのがポイントです。

どんな声かけが効果を発揮するかについては、子どもの性格やその時の気分などによって違うので、色々と試してみましょう。

一日のサイクルの各場面でトイレを促す

子どもは、よほどのことがないと、最初から自発的にトイレへ行こうとはしません。

そのため、朝起きた時、朝食後、昼食後、お昼寝の前後、お出かけの前後、夕食後、寝る前など、一日のサイクルの各場面でトイレを促しましょう。

もちろん、素直に言うことを聞いてくれることは少ないはずですが、毎日決まった時にトイレを促すことで、「この後はトイレに行くんだな。」という感覚が身についていきます。

「トイレへ行きなさい」ではなく、「この後、何するんだったかな」、「自分でトイレへ行けるかな」、「トイレに行ってシールを貼ろうか」など、子どもの自主性を引き出す声かけが効果的です。

子どもが遊びなどに夢中になっていても、トイレの時間はしっかりと覚えさせることが大切です。

ただし、無理やり中断させると反発されるので、「それが終わったらトイレ行くよ。」などと予告し、遊びなどがひと段落するまで待ってあげましょう。

褒める、叱らない

トイレトレーニングは、「失敗して当たり前、できたらすごい」が基本です。

おむつを履いていた子どもがトイレで用を足せるようになることは、母乳やミルクから離乳食へ、ハイハイから一人歩きへ移行するのと同じかそれ以上に大変なことです。

子どもがトイレでおしっこやうんちをしたら、少し大げさなくらい褒めてあげましょう。

また、失敗しても叱らず、すぐおむつやトレーニングパンツを交換し、励ましてあげましょう。

失敗を怒ってしまうと、子どもは自尊心を低下させ、再び起こられるのを嫌ってトイレに行きたがらなくなり、かえってトイレの自立が遅れることになります。

つい叱ってしまった場合は、すぐに謝り、「今度は一緒に頑張ろうね。」などと温かい言葉をかけてあげましょう。

まとめ

トイレトレーニングは、子どもにとってもパパママにとっても長期戦で、負担の大きなトレーニングです。

しかし、トイレの自立は、子どもが社会生活を送る上で欠かせないことなので、根気強く、粘り強く親子一緒に取り組んでいきましょう。

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